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満洲国から見た近現代史の真実

満洲国から見た近現代史の真実

満洲で本当は何が起きていたのか。中国によって消された「満洲帝国」の歴史を五族の側から見直し、真実によって歴史を取り戻す!

著者 宮脇淳子
ジャンル 一般書
シリーズ 一般書
出版年月日 2019/02/26
ISBN 9784198644949
判型・ページ数 四六・256ページ
定価 1,320円(税込)
「満洲帝国」を中国は全否定し、日本による侵略だと断罪してきた。しかし彼らにとっての歴史とは、事実を歪めてでも自国の利益を拡大しようとする儒教イデオロギーによるプロパガンダの手段にすぎない。歴史は決してイデオロギーではないはずだ。実際に満洲帝国の時代を生きた五族の人々はどのような運命を辿ったのか。本書はそれぞれの民族にとっての満洲の歴史を掘り起こし、事実をもって冷静に歴史を見直し、日本人自身の歴史を取り戻す試みである。
  • 宮脇淳子
    1952年和歌山県生まれ。京都大学文学部卒業、大阪大学大学院博士課程修了。博士(学術)。専攻は東洋史。大学院在学中から、東京外国語大学の岡田英弘教授からモンゴル語・満洲語・シナ史を、その後、東京大学の山口瑞鳳教授からチベット語・チベット史を学ぶ。 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所共同研究員を経て、東京外国語大学、常磐大学、国士舘大学、東京大学などの非常勤講師を歴任。現在、昭和12年学会会長、公益財団法人東洋文庫研究員としても活躍。 著書に『封印された中国近現代史』(ビジネス社)、『世界史のなかの蒙古襲来』(扶桑社)、『中国・韓国の正体』(WAC)、『最後の遊牧帝国』(講談社)、『どの教科書にも書かれていない 日本人のための世界史』(KADOKAWA)、『かわいそうな歴史の国の中国人』『悲しい歴史の国の韓国人』『日本人が教えたい新しい世界史』『満洲国から見た近現代史の真実』(徳間書店)などがある。
アキ
満洲人が清朝を建てシナ全土を支配して、歴史に記すモンゴル帝国ー元朝ー清朝という系譜。満洲族・漢族・モンゴル族・ウイグル族・チベット族という清朝時代の民族分布と現代中国で抑圧・被抑圧とに分けられる民族構成。現代日本の特殊事情?からシナ(支那)の表記は避ける傾向にあるものの、東シナ海、インドシナ半島と、シナは地理的呼称の一つ。英語のChina(チャイナ)もシナが変化したもので、オランダ語読みになると「シーナ」に。本書は言い換えれば、『近現代史から見たシナvs中国の真実』か…!?民族と国家…いつの世も悩ましい!
あつひめ
点訳二校正完了。この手の本は自分では選ばないので、今回校正をしながら読むことができてよかった。そして、自分の勉強不足を痛感した。また、学生時代の歴史の勉強についてももっと自国のことについて知る必要があるのではないかと感じた。といっても、私の時の授業内容と今では全然違うかもしれないけど。自分の国は何のために戦い、何の上になりたち今があるのか。日本がこれからも穏やかに進むためには過去をしっかりと知ることから始めたほうが良い気がする。それにしても、地図の表記は言葉で表すのはとても複雑だった。

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