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満洲国から見た近現代史の真実
「満洲帝国」を中国は全否定し、日本による侵略だと断罪してきた。しかし彼らにとっての歴史とは、事実を歪めてでも自国の利益を拡大しようとする儒教イデオロギーによるプロパガンダの手段にすぎない。歴史は決してイデオロギーではないはずだ。実際に満洲帝国の時代を生きた五族の人々はどのような運命を辿ったのか。本書はそれぞれの民族にとっての満洲の歴史を掘り起こし、事実をもって冷静に歴史を見直し、日本人自身の歴史を取り戻す試みである。
アキ
満洲人が清朝を建てシナ全土を支配して、歴史に記すモンゴル帝国ー元朝ー清朝という系譜。満洲族・漢族・モンゴル族・ウイグル族・チベット族という清朝時代の民族分布と現代中国で抑圧・被抑圧とに分けられる民族構成。現代日本の特殊事情?からシナ(支那)の表記は避ける傾向にあるものの、東シナ海、インドシナ半島と、シナは地理的呼称の一つ。英語のChina(チャイナ)もシナが変化したもので、オランダ語読みになると「シーナ」に。本書は言い換えれば、『近現代史から見たシナvs中国の真実』か…!?民族と国家…いつの世も悩ましい!
あつひめ
点訳二校正完了。この手の本は自分では選ばないので、今回校正をしながら読むことができてよかった。そして、自分の勉強不足を痛感した。また、学生時代の歴史の勉強についてももっと自国のことについて知る必要があるのではないかと感じた。といっても、私の時の授業内容と今では全然違うかもしれないけど。自分の国は何のために戦い、何の上になりたち今があるのか。日本がこれからも穏やかに進むためには過去をしっかりと知ることから始めたほうが良い気がする。それにしても、地図の表記は言葉で表すのはとても複雑だった。