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「2020 徳間文庫大賞」受賞作、伊岡瞬さんの『痣』に決定!


 全国の目利き書店員が、いまもっとも売りたい徳間文庫の1冊を選ぶ徳間文庫大賞。
6回目となる2020年の徳間文庫大賞は、伊岡瞬さんの『痣』に決定いたしました。



 選考委員は、全国の有志書店員を中心とする徳間文庫大賞実行委員会の皆さん。2018年10月から〜2019年9月までに刊行された徳間文庫108作品(初文庫作品、シリーズ第一巻を対象)から選出された6作品を、12名の実行委員がすべて読み、アンケートに回答。その結果をもとに、3月吉日、3名の実行委員長が徳間書店会議室で、約2時間にわたる熱い討議を行い、大賞が決定しました。

 大賞作品の『痣』は、妻を殺された刑事・真壁修が、奥多摩で起きた連続猟奇殺人事件の犯人を追う警察小説。選考委員からは、「目を背けたくなるのにページをめくるのが止められない!」「『代償』『悪寒』に続き、今仕掛けが最もヒットする作家。大きく売り伸ばしたい1冊」といった声が寄せられました。

 同書は、6月初旬より、カバー全面を新帯に巻替え、装いも新たに全国書店にて展開予定です(新型コロナウィルス感染拡大防止の状況により、日程が変更になる場合がございます)。

●『痣』あらすじ 
奥多摩分署管内で、全裸美女冷凍殺人事件が発生した。被害者の左胸には柳の葉のような印。二週間後に刑事を辞職する真壁修は激しく動揺する。その印は亡き妻にあった痣と酷似していたのだ! 何かの予兆? 真壁を引き止めるかのように、次々と起きる残虐な事件。妻を殺した犯人は死んだはずなのに、なぜ? 俺を挑発するのか――。過去と現在が交差し、戦慄の真相が明らかになる!

●著者プロフィール 
伊岡瞬(いおかしゅん) 1960年東京都生まれ。2005年『いつか、虹の向こうへ』で第25回横溝正史ミステリ大賞とテレビ東京賞をダブル受賞しデビュー。著書に『145gの孤独』『教室に雨は降らない』『代償』『悪寒』『本性』『冷たい檻』等がある。

●徳間文庫大賞とは
2015 年、全国の書店員を中心に徳間文庫大賞実行委員会を創設。優れた小説を発表する作家を奨励し、毎年、1年間に刊行された徳間文庫の中から、優れた作品に贈呈される賞。

●歴代大賞受賞作
【第1回】書下し部門『妖草師』(著/武内涼)
     定番部門『先生のお庭番』(著/朝井まかて)
【第2回】『生きるぼくら』(著/原田マハ)
【第3回】『警視庁公安J』(著/鈴峯紅也)
【第4回】『二年半待て』(著/新津きよみ)
【第5回】『朽ちないサクラ』(著/柚月裕子)

主催:徳間文庫大賞実行委員会 後援:徳間書店