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ピアノ弾き即興人生
リズムにのった軽妙な語り口でどんどん描く、各方面でのすごい人々との交流のエピソードや、ジャズとは何かという講演、旅にまつわる面白話など、全8部から構成される文字版・即興演奏。
第1部・咄嗟の組曲 第2部・人間楽章 第3部・スケルツオ楽章 第4部・プログラム楽章 第5部・受賞騒動・講演、コメント楽章 第6部・思い出の物体とその波紋 第7部・旅とは何か 第8部コーダ +書き下ろしのプロローグとエピローグエッセイ。
第1部・咄嗟の組曲 第2部・人間楽章 第3部・スケルツオ楽章 第4部・プログラム楽章 第5部・受賞騒動・講演、コメント楽章 第6部・思い出の物体とその波紋 第7部・旅とは何か 第8部コーダ +書き下ろしのプロローグとエピローグエッセイ。
サーフ
作者が様々な媒体で書き記したエッセイやライナーノーツ、講演・受賞コメントが一纏めで収録されており、楽しく読むことが出来た。山下さんの文章は初めて呼んだが、交友のある筒井康隆の影響なのか文体がどこか筒井康隆らしさがあった。(特に「第一楽章」の一番最初の「怒りのノワール」が顕著)。そしてとにかく文章がうまい。一纏めで収録しているため祖父の話が何度も登場し、辟易としてしまう部分もあるがこれは仕方がないのかもしれない。これまでアルバム1枚ぐらいしか山下洋輔作品は聞いてこなかったが、これを期に色々と聞こうかな。
cocobymidinette
色々な媒体に掲載された、色々なエッセイを集めたコンピレーションなのだけれど、曲順の妙で一枚のコンセプトアルバムとして読める。この手法をとっていて過去読んで感動したのが、菊地成孔の「歌舞伎町のミッドナイト・フットボール」で、なんだ師匠のコピーかぁ、と思ったら出版は同時期だった。シンクロしているのかさらなる元ネタがあるのか、気になる。その菊地成孔が解説を書いているのだけど、先日の山下洋輔エッセイ初体験で私が思った「踏襲はしているけど、山下・菊地の差は楽器の差では」を彼はナベサダ・山下について論じていて驚いた。