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カメラにうつらなかった真実

3人の写真家が見た日系人収容所

カメラにうつらなかった真実

日本軍による真珠湾攻撃直後、アメリカ西海岸に住む日系人たちは強制収容所へ送られた…三人の写真家がうつした真実は…?

著者 エリザベス・パートリッジ
ローレン・タマキ
松波佐知子
シリーズ 児童書
対象年齢 小学校高学年〜
出版年月日 2022/12/17
ISBN 9784198655792
判型・ページ数 A4変・132ページ
定価 3,850円(税込)
1941年12月に日本軍が真珠湾を攻撃した三か月後、
アメリカ合衆国の西海岸に住むすべての日本人と
日系二世は強制収容所に送られることとなった。
日系人たちは、家、仕事、持ち物を置いていくよう命じられ、
許されたほんの少しの日用品を手に、
有刺鉄線と武装した警備員に囲まれた収容所で
暮らすこととなった。
三人の写真家―ドロシア・ラング、宮武東洋、
アンセル・アダムスーは収容所での日々を
撮影した。
ドロシア・ラングは合衆国政府の依頼をうけ
撮影をしたが、収容所の厳しい生活を
アメリカ国民に知らせようとした。

収容されていた日系人のひとりで写真家の
宮武東洋は、持ちこんだ機材を使って
収容所の実態を記録した。

風景写真家として有名なアンセル・アダムスは、
意図的に場面を選びながら、
収容所でも人々がくじけずに生きる姿を撮影した。

三人三様の写真を紹介しながら、
その背後にある物語に焦点をあてた、
戦争の犠牲になる人々の姿を描いた
ノンフィクション絵本。
  • エリザベス・パートリッジ
    カリフォルニアで写真家一家に生まれ育つ。カリフォルニア大学バークレー校で女性学の学位を取得。鍼灸師の仕事を経て、著述業に。ジョン・レノン、ウッディー・ガスリー、ドロシア・ラングの伝記等で全米図書賞最終候補、ボストン・グローブ・ホーン図書賞、ロサンゼルス・タイムズ図書賞、マイケル・L・プリンツ名誉賞、SCBWIゴールデンカイト賞、スクール・ライブラリー・ジャーナルのバトル・オブ・ザ・ブック、ジェーン・アダムス児童図書賞など受賞。ドロシア・ラングはエリザベスの名づけ親。
  • ローレン・タマキ
    カナダのカルガリーで生まれ育つ。日系四世。ニューヨークタイムズ、ウォールストリートジャーナル、ペンタグラム、ペンギン、ニューヨーカーディズニーをクライアントにもつニューヨーク在住のイラストレーター。
  • 松波佐知子
    神奈川県生まれ。青山学院女子短期大学児童教育学科卒。和菓子フォトグラファー、翻訳家。茶室で和菓子撮影を愉しむ写真教室『写菓の会』や、和菓子づくりと写真のミニレッスン『創菓の会』を開催。2019年和菓子ディプロマ取得、「幸せのサムシングブルー」投稿キャンペーン準優勝受賞橋田龍馬認定プロ写真講師 |認定子ども写真講師。主な訳書に「ふたりはなかよし マンゴーとバンバン」シリーズ、『ちいさなワオキツネザルのおはなし』『犬ロボ、売ります』(以上徳間書店)等がある。

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定価3,850円(税込)

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