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もっと超越した所へ。

もっと超越した所へ。

演劇界の異才、根本宗子の傑作舞台が前田敦子、菊池風磨出演で初の映画化。自身が手掛けた映画脚本に大幅加筆した書下ろし小説版

著者 根本宗子 著・文・その他
ジャンル 文庫 > 徳間文庫
発行元出版社 > 徳間書店
シリーズ 徳間文庫
出版年月日 2022/09/08
ISBN 9784198947781
判型・ページ数 文庫・304ページ
定価 770円(税込)
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演劇界の異才、根本宗子の傑作舞台が
前田敦子、菊池風磨出演で初の映画化!

自身が手掛けた映画脚本を元に
バックストーリーも大幅加筆。
常識を超越した仕掛けに驚愕必至の、
書下し小説版!
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全力で愛せ。
自分の人生と、目の前の愛する人を。


衣装家の女とバンドマン志望の男。
元人気子役のタレントとゲイの男の子。
彼氏に染まる金髪ギャルとハイテンションなフリーター。
子持ちの風俗嬢と元人気子役の俳優。

幸せに見えた四組のカップルには、
ある秘密があった――。

クズ男を引き寄せた理由を振り返るうち、
女たちは重大な事実に気づく。
もしかして私たち……。

自らの人生を取り戻すため、
彼女たちの爆走劇が始まった!

「泣いてないで早く出てってよ!!」
彼女たちの叫びの先にある超越した恋愛物語とは……!
  • 根本宗子
    1989年生まれ。東京都出身。19歳で劇団・月刊「根本宗子」を旗揚げ。以降、劇団公演ではすべての作品の作、演出を手掛ける。2015年以降、岸田國士戯曲賞最終候補作品に4作品が選出される。近年では演劇以外にも活動の場を広げ、2022年には、初の小説となる『今、出来る、精一杯。』(小学館)を上梓。舞台『もっと超越した所へ。』(2015年上演)を原作とした同名映画の脚本を担当した。本書は、自身による書下し小説版となる。
みゆか
映画を見たので。 映画でも最後のどんでん返しにビックリしたけど、本だとこういう魅せ方をするのかぁと感心した。 根本宗子さん、本当にすごい。もっと知りたい!! クズ男ばかりで、嫌な気持ちになる。ただ自分だってなにもしてないかと思うとそうでもなくて、後悔しないかというと嘘になる。でも強がったり踏ん張ったりして生きていくんだな。 p.296「本当の人生は物語とは違って、思い通りにはいかない。やり直すことなんてできない。だからこそ、何だって肯定する馬鹿馬鹿しい力で、今を生き抜く頭のおかしい妄想をするのだ」
映画の補完として。 地の文はほぼキャラの心情で、日記みたいな感じ。小説というよりはやっぱ脚本に近いのかなぁ。映像では描かれきらなかったキャラたちの内面が面白かった。特に真知子、こんなに怜人の顔に惚れてたんだなぁ…そしてその甘い顔の男の子に菊池風磨が選ばれたんだなぁ(感銘) 終わり方は、映画観た時も最高だと思ったけどやっぱりいい。ほんとの現実は”1回目“で終わりなんだろうけど、エンタメなんだから強引でもハッピーエンドになった方が絶対楽しいに決まってる。 怜人の一人称が俺と僕で定まらないのは単なるミスだろか。

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