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ものだま探偵団

ふしぎな声のする町で

ものだま探偵団

ものについた魂=「ものだま」の声が聞こえる少女たちが、町で起こる怪異現象を解決! 児童文学2刊分を1冊に収録。

著者 ほしおさなえ 著・文・その他
ジャンル 文庫 > 徳間文庫
発行元出版社 > 徳間書店
シリーズ 徳間文庫
出版年月日 2022/04/13
ISBN 9784198947378
判型・ページ数 文庫・432ページ
定価 902円(税込)
「活版印刷三日月堂」のほしおさなえが描く、
ちょっぴりふしぎで、あたたかい物語。

小学校5年生の七子が両親と一緒に
引っ越してきたのは、坂木町にある古い一戸建て。
夜中に、部屋でだれかが話している声が聞こえたり、
ふしぎなことが起こったり…。
そんなある日、七子は、クラスメイトの鳥羽が、
公園でひとりでしゃべっているのを見かけた。
そばにはだれもいないのに、男の人の声も聞こえる。
話し相手は、なんとカサ立てのツボ。
この町では、ものに宿った魂=「ものだま」の声が
聞こえるらしい…。

七子のまわりで起こるふしぎなできごとに、
「ものだま探偵」桜井鳥羽が挑む! 

表題作と「駅のふしぎな伝言板」の2話を
おさめました。

心がほっこりあたたかくなると評判の
ほしおさなえによる、少女探偵物語です。
  • ほしおさなえ
    1964年東京に生まれる。フェリス女学院大学文学部非常勤講師。児童書出版社、大学植物学研究室勤務を経て、作家としてデビュー。『ヘビイチゴ・サナトリウム』(東京創元社)が第12回鮎川哲也賞最終候補に。ほかの作品に「活版印刷三日月堂」シリーズ(ポプラ文庫)、「菓子屋横丁月光荘」シリーズ(ハルキ文庫)、「紙屋ふじさき記念館」シリーズ(角川文庫)、「言葉の園のお菓子番」(だいわ文庫)など。児童書に『お父さんのバイオリン』(第24回読書感想画中央コンクール指定図書)、「ものだま探偵団」シリーズ(共に徳間書店)がある。
くま美
小学5年生の七子は、引っ越してきた町でものに宿るものたまの声が聞こえた。同じクラスメイトの鳥羽もものたまが聞こえて「ものたま探偵団」を結成しものたまの声の謎解きをする。以前単行本だったのが、2巻を1冊にまとめて文庫本に。中学生にも手に取りやすく、不思議な話好きの生徒におすすめ。
ニノちゃんが大好き
図書館で借りました。面白かったです。古いもので、人から沢山話しかけられたモノには魂(ものだま)が宿るといわれていて、そのものだまの声は一部の人にしか聞こえなくて。ものだま同士、交流もあって。そんなものだまも荒ぶることで周りの人間に悪い影響を与えてしまう。そのものだまをしずめるために、鳥羽と七子は奮闘する。七子は転校してきたばかりで、鳥羽の助手、見習いとして一緒に活動することになる。フクサやタマじいとのやりとりも面白い。

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