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あなたは尊い

残念な世界を肯定する8つの物語

あなたは尊い

この受難の現代をどう生きるか? 答えは法華経のなかにある。孤独、憎しみ、弱さ。悩める現代人に贈る、珠玉の短編マンガ8編

著者 やじまけんじ 漫画
佐渡島庸平 監修
日蓮宗 監修
ジャンル 一般書
発行元出版社 > 徳間書店
趣味・実用
シリーズ 一般書
出版年月日 2022/03/05
ISBN 9784198654191
判型・ページ数 A5・248ページ
定価 1,375円(税込)
日蓮聖人降誕800年――
「現実から逃避しない。このマンガはあらゆる悩みと向き合う経典になりうる」
(佐渡島庸平/コルク代表取締役社長、編集者)

この受難の現代をどう生きるか?
人生で直面するさまざまな試練をどう克服するか?
答えは法華経のなかにある。

「死別」「青春」「人間関係」「老いと死」
「憎しみ」「信念」「親子の情」「人間の弱さ」
悩める現代人に贈る、珠玉の短編マンガ8編。


【あらすじ】
800年前、鎌倉時代――。
そんな昔にも、いまの私たちと同じ苦しみがあった。
大地震が続き、疫病が流行し、さらに大飢饉に見舞われた。
絶え間ない苦しみが、この世界を覆った。
苦しみに耐えかねた人々は、信じれば『来世で幸せになれる』という念仏をとなえた。
「ナムアミダブツ」「ナムアミダブツ」
でも、本当にそれでいいのか?
人は「この世でも」幸せになるべきなんじゃないか?
「いまも」幸せのために生きているんじゃないか?
800年前の日本に、そう人々に説き続けた1人の僧侶がいた――。


【目次】
■第1話 悲しい別れ
最愛の夫を喪った女は生きる気力を失っていた
■第2話 才能ってなんだ?
若者は引きこもり、何をすべきか途方に暮れていた
■第3話 思いが伝わらない
真面目で誠実な男。しかし周囲から孤立してしまう
■第4話 死の恐怖
病に苦しむ老人はどうしても死の恐怖を克服できない
■第5話 憎しみの正体
男は自分と意見の相容れない相手に刀を振りあげた
■第6話 恩返し
信念を曲げてしまった老師は愛弟子をまえに口ごもる
■第7話 お母さんの味
いつか訪れる親との死別。その悲しみの先にあるもの
■最終話 人間は弱い。でも…
人は弱く、時にずるい。全部ひっくるめて人間は尊い
  • やじまけんじ
    漫画家。 20歳から10年間のフリーター生活を経て、2017年よりツイッター上で漫画を発表しはじめ、現在にいたる。ウェブトゥーン制作会社コルクスタジオに所属し、原作をネームに描き起こす「ネームマン」としても活動している。21年からLINEマンガで『お化けと風鈴』連載中。
  • 佐渡島庸平
    株式会社コルク代表取締役社長。編集者。 1979年生まれ。2002年、講談社に入社し、週刊モーニング編集部にて『ドラゴン桜』(三田紀房)、『働きマン』(安野モヨコ)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)などの編集を担当する。12年、講談社を退社し、クリエイターのエージェント会社・コルクを創業。著名作家陣とエージェント契約を結び、作品編集、著作権管理、ファンコミュニティ形成・運営などを行う。
  • 日蓮宗
    開祖である、日蓮聖人(1222年2月16日~1282年10月13日)の名前を冠した宗派。現在、日蓮宗の寺院は、国内5131ヵ寺、海外25ヵ寺で活動を展開し、その規模は、日本の伝統仏教教団中5番目に位置づけられる。総本山は、山梨県内の身延山久遠寺、事務所は東京都大田区池上。
晴久
良い本だった。漫画と大きめの文字の文章なのですぐ読めるが、とても良い。特に「大丈夫じゃ東条…自分と違う意見の存在があっても…自分が間違ってることにならんよ」の台詞には救われた。
chika
自分と違う意見の存在があっても… 自分が間違ってることにならんよ。

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定価1,375円(税込)

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