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飛べないハトを見つけた日から

飛べないハトを見つけた日から

けがをしたレースバトを見つけたダリル。もう一度飛べるようにしたいと、懸命に世話をするが…? カーネギー賞オナー賞受賞作。

著者 クリス・ダレーシー
相良倫子
東郷なりさ
シリーズ 児童書
対象年齢 小学校高学年〜
出版年月日 2021/11/20
ISBN 9784198653842
判型・ページ数 B6・240ページ
定価 1,760円(税込)
カーネギー賞オナー賞受賞作!

ひとつのきっかけで、夢中になれるものを見つけ、成長する少年の姿を生き生きと描く感動作。

ある日、12歳のダリルは、公園で、
つばさが折れて、飛べないハトを見つけた。
ハトの脚には、リングがついている。
だれかが飼っているレースバトらしい。
近所に住む、レースバトを飼育している
ダッキンズさんに、どうしたらいいのか相談した。ダッキンズさんは、元の飼い主に連絡してくれ、
けがをしたハトはもうレースには出られないから、このハトはいらない、といわれたそうだ。
ダッキンズさんも、
飛べないハトは生きている価値はない、という。
それならば、自分がこのハトを飼おう、と
ダリルは決意する。

反対する両親を説きふせ、ハトの小屋を用意し……
その日からダリルは、ハトの世話はもちろん、
学校の勉強にも熱心に取り組むようになった。
しかし、上級生の、ハトの飼い主の息子に
目をつけられ、いじめが始まり……?

一羽のハトと出会ったことから、
世界がぐんぐん広がっていく少年の姿を
生き生きとした筆致で描きだす感動作。
  • クリス・ダレーシー
    1954年地中海のマルタ島に生まれ、後にイギリスへ移り、中部の都市レスター、北西部の都市ボルトンで育つ。ヨーク大学で生物学を学んだ後、レスター大学前臨床科学部で働く。十代からシンガーソングライターを目指すが、39歳のときに児童文学の公募のために書いた子どもの物語が出版社に認められ、1994年"A Hole at the Pole"(未訳)でデビュー。現在までに約30冊の子どもの本を出版している。邦訳作品に「龍のすむ家」シリーズ(竹書房)がある。
  • 相良倫子
    国際基督教大学教養学部卒業。訳書に「ヒックとドラゴン」シリーズ、『11号室のひみつ』(共に小峰書店)、『目で見る進化ーダーウィンからDNAまで』(さ・え・ら書房)、『オリガミ・ヨーダの研究レポート』(徳間書店)などがある。
  • 東郷なりさ
    1987年、千葉県船橋市生まれ。2010年、東京農工大学農学部、植生管理学研究室卒業。2012年、アングリア・ラスキン大学ケンブリッジスクール・オブ・アートの絵本や児童書の挿絵を学ぶ修士のコースを卒業。日本ワイルドライフアート協会会員。絵本に『じょやのかね』「さくらがさくと」(共に福音館書店)他。

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定価1,760円(税込)

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