電子書籍あり

ハイスクール・オーラバスター・リファインド

最果てに訣す

the world

最果てに訣す

斎伽忍、崎谷亮介、水沢諒、里見十九郎、和泉希沙良――それぞれの決着とは!? 執筆32年、超人気大河シリーズ、堂々の完結!

著者 若木未生 著・文・その他
ジャンル 文芸書
発行元出版社 > 徳間書店
文芸
シリーズ トクマノベルズ
出版年月日 2021/10/30
ISBN 9784198509965
判型・ページ数 新書・288ページ
定価 1,155円(税込)
第一作「天使はうまく踊れない」刊行
から32年。

ついに、シリーズ完結!

 わたしにとって『最果てに訣す』を書い
ているあいだの時間は、特別に光っていま
した。
 すこしでも、その光を文章にとどめてい
られたらよいのですが。
        ――「あとがき」より

 忍の肖像画を描きはじめることができず、
クロッキーばかり重ねる亮介。全てを拒み
妖の者を狩り続ける諒。忍の選択に従う覚
悟を決めた冴子。冷静な指揮官であろうと
する十九郎。崩れそうな仲間を気づかう希
沙良。零れ落ちる神の命を、人間の掌でと
どめることなど叶うべくもなく、斎伽忍を
この世界に繋ぎ止める方法はもうないのか
……。ついに雷将勝呂との戦いの火蓋が切
られる。《ハイスクール・オーラバスター》
シリーズここに堂々完結!

目次
シリーズ紹介&登場人物
祝祭の序曲
序 章 掌のなかの謎
第一章 塩の柱
第二章 偏在と無
第三章 神を撃つ
第四章 最果てに訣す
終 章 新世界より
あとがき
  • 若木未生
    1968年生まれ。89年、大学在学中にコバルト・ノベル大賞佳作入選。同年、《ハイスクール・オーラバスター》の第一作『天使はうまく踊れない』でデビュー。同シリーズを筆頭に、《イズミ幻戦記》《グラスハート》など、多くの人気作を持つ。近作に、『ハイスクール・オーラバスター・リファインド 白月の挽歌』『ゼロワン』『永劫回帰ステルス』『われ清盛にあらず』などがある。
あかは
いい終わり方でした。冴子推しなので彼女のくだした決断には、感動すら覚えました。亜衣ちゃんも相変わらずでしたね。忍さんが少しでも安らぎの時を得てほしい、と願わずにはいられませんでした。まさかの斎伽の血がそんなに散らばっていて、術力の源がそこにあるとは。全て、〈天〉の采配で何度もそうやって繰り返されていたんですね。残された人たちの幸せを祈ります。強気な冴子が諒の不意打ちで携帯を取り落とすところは微笑ましかったです。だってまだ18,9才ですものね。私の待ち続けた30年も終われました。後は外伝だけ。
蓮川蓮
あー、とうとうここまで読み終わってしまった。 年内中には一歩踏み出そうと、高校生のときに出会ってから早幾星霜長い月日にピリオドが打てた。 完結して思うのは、諒ちゃんって、最後の最後の悪あがきなのはわかるけども、ある意味の悪役すぎて、主人公その2なのに、影が薄い。一番の成長株がやっぱり希沙良なんだよね。素直すぎる。大好き。全部の話を通して、十九郎と希沙良の関わる話が読んでて盛り上がったかな。途中すごく読みづらくて挫折しそうになったけど、ここまで完走出来てよかったです。短編集定期的に出していってほしい。

関連書籍

ネット書店で購入する

定価1,155円(税込)

電子書籍を購入する

シェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加