新刊
近刊

オンボロやしきの人形たち

オンボロやしきの人形たち

ぼろぼろの人形の家で陽気にくらしていた人形たち。ところが…? 『秘密の花園』のバーネットの知られざる名作、初の翻訳!

著者 フランシス・ホジソン・バーネット
尾﨑愛子
平澤朋子
シリーズ 児童書
対象年齢 小学校低中学年〜
出版年月日 2021/10/16
ISBN 9784198653750
判型・ページ数 A5・144ページ
定価 1,540円(税込)
『秘密の花園』『小公女』のバーネットの
知られざる名作、初の翻訳!

明るく、楽しくくらしていれば、いつでも
しあわせになれるんだ……

人生のさまざまな困難をのりこえた作者が、
小さな子どもたちのために残した
心あたたまるおとぎ話。

先が見えない今の時代にこそ、
子どもたちに読んでほしい、
また、大人もはげまされる物語。

ある女の子の子どもべやに、
「オンボロやしき」とよばれる、
古い人形の家がありました。

家も、中に住む六人の人形も、みんなぼろぼろ。
でも人形たちは、いつも陽気に、
楽しくくらしていました。

ある日、子どもべやに、
ぴかぴかの新しい人形の家と、
りっぱで華やかな、貴族の人形たちがやってきて、
オンボロやしきは、へやのすみっこにおしやられ、
わすれられてしまいます。

それでも、気だてのいい人形たちは、
新しい人形たちのようすに感心し、
こまっているときには、助けてあげました。

ところが、女の子の乳母が、
オンボロやしきをもやしてしまおう、と
思いついて……?

人形たちを見守る「妖精の女王」が語る、
という形式の、心あたたまる物語。

『秘密の花園』『小公女』の作者が、
小さな子どもたちのために、
心をこめて書いた
知られざる名作。

日本で翻訳されるのは、これが初めて!

人気挿絵画家、平澤朋子の挿絵がたっぷり入った、
贈り物にもぴったりの、かわいい1冊です。
  • フランシス・ホジソン・バーネット
    一八四九年イギリスに生まれる。幼いころに父を亡くし、十六歳のときに一家でアメリカ合衆国に移住。十八歳のときに初めて、短編が雑誌に掲載される。以後、アメリカとイギリスを行き来しながら、大人向けの小説や戯曲、子ども向けの物語を多数執筆し、人気作家となる。一八八六年に発表した『小公子』は、空前のベストセラーとなった。『オンボロやしきの人形たち』は、アメリカで一九〇六年に発表された。ほかの作品に『小公女』『秘密の花園』『消えた王子』など。一九二四年、アメリカで死去。
  • 尾﨑愛子
    東京生まれ。幼少期より数多くの児童文学に親しむ。東京大学教養学部イギリス科在学中に、シドニー大学に留学する。児童書出版社で編集者として勤めた後、東京大学大学院総合文化研究科にて学術修士号取得。大学院在学中から、児童書の翻訳家として活動を始める。訳書に『クレイジー・レディー!』『プラネット・キッドでまってて』『ほとばしる夏』(以上、福音館書店)、『シリアからきたバレリーナ』(偕成社・2022年刊行予定)がある。
  • 平澤朋子
    1982年東京生まれ。武蔵野美術大学卒業後、フリーのイラストレーターとして活躍。 絵本の仕事に『巨人の花よめ』(BL出版)、『もうどう犬べぇべ』(ほるぷ出版)、挿絵の仕事に『緑の精にまた会う日』(徳間書店)、「名探偵カッレ」シリーズ(岩波書店)、『わたしちゃん』(小峰書店)、『しずかな魔女』(岩崎書店)など多数。

関連記事

ネット書店で購入する

定価1,540円(税込)

シェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加