旗師・冬狐堂一

狐罠

狐罠

店舗を持たず自分の鑑定眼だけを頼りに骨董を商う「旗師」の女性を主人公にした、古美術ミステリーの傑作長編。

著者 北森鴻 著・文・その他
ジャンル 文庫
文庫 > 徳間文庫
発行元出版社 > 徳間書店
シリーズ 徳間文庫
出版年月日 2020/11/06
ISBN 9784198945961
判型・ページ数 文庫・544ページ
定価 891円(税込)
私は嘘を食って育つ魔性の女

知られざる骨董業界の闇
〝目利き殺し〟にダークヒロインが挑む

徹夜必至!
逆転×逆転のジェットコースターミステリー

北森鴻、没後10年。
著者の代表的シリーズ、
初の同一文庫完全収録&4カ月連続刊行!


店舗を持たず、自分の鑑定眼だけを頼りに骨董を商
う〝旗師〟宇佐見陶子。彼女が同業の橘薫堂から仕
入れた唐様切子紺碧碗は、贋作だった。プロを騙す
「目利き殺し」。意趣返しの罠を仕掛けようと復讐
に燃えるなか、橘薫堂の外商の女性が殺され、陶子
は事件に巻き込まれてしまうーー騙し合いと駆け引
きの世界を巧みに描いた極上の古美術ミステリーシ
リーズ、第一弾!
  • 北森鴻
    1961年山口県生まれ。駒澤大学文学部歴史学科卒業。編集プロダクション勤務を経て、95年『狂乱廿四孝』で第6回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。99年『花の下にて春死なむ』で第52回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)を受賞。骨董や民俗学、料理や酒、明治初期の歴史など、広範な知識を生かし、端正な文章で綴られたミステリーで人気を博す。〈香菜里屋〉、〈旗師・冬狐堂〉、〈蓮丈那智フィールドファイル〉などシリーズ多数。その他の著書に『共犯マジック』『うさぎ幻化行』『暁英 贋説・鹿鳴館』などがある。2010年1月逝去。
igaiga
冬狐堂シリーズ。この本のみ以前読んだことがありました。当時は陶子に協調できなかったのと、贋作づくりの鬼気迫る感じに若干引いてしまい、そのままになってました。あれから私もいくらか年を取ったのでまたチャレンジです。
juus
骨董品業界を舞台にした騙し合いと殺人事件。 もっと騙し合いがメインとして最後まで引っ張るかと思ったが、意外と途中で決着がついてしまった感じ。 ホソノの正体や、業界の常識がヒントとなる犯人の指摘はとても面白く良かったと思うが、好みからすれば殺人事件はなしでのコン・ゲームだけで良かったかな。 電子機器に時代を感じるなぁ。

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