新刊
近刊

おじいちゃんとの最後の旅

おじいちゃんとの最後の旅

死ぬ前に、昔住んでいた家に行きたいというおじいちゃんのために、ぼくはカンペキな計画をたてた…。ユーモラスで、切ない物語。

著者 ウルフ・スタルク
キティ・クローザー
菱木晃子
シリーズ 児童書
対象年齢 小学校中高学年〜
出版年月日 2020/09/18
ISBN 9784198651626
判型・ページ数 B6変・168ページ
定価 1,870円(税込)
スウェーデンを代表する児童文学作家
ウルフ・スタルク最後の作品。

いま、ぼくのおじいちゃんは病院に入院している。
おじいちゃんは、かなり口が悪い。
きたない言葉ばかり使うので、パパは、
おじいちゃんのお見舞いに行きたがらない。
でも、ぼくはおじいちゃんが好きだ。
おばあちゃんと二人で暮らしていた家に
死ぬ前に一度もどりたいという
おじいちゃんのために、
ぼくはカンペキな計画を立てた。
パパやママには、サッカーの合宿に行くと
うそをつき、
パン屋のアダムに協力してもらい、
フェリーに乗って、
島にあるおじいちゃんの家に行くんだ。

病院にもどると、おじいちゃんは
天国でおばあちゃんに再会するときのために
きれいな言葉を使うことにすると
いいだし…?  

切ない現実を、巧みに、かつユーモアを交えて
描く作風が人気のウルフ・スタルク。
胸を打つ、最後の作品。
挿絵は、
アストリッド・リンドグレーン記念文学賞を
受賞した絵本作家キティ・クローザー。
  • ウルフ・スタルク
    おばあちゃんが亡くなって、おじいちゃんは病院に入院している。ぼくのおじいちゃんは、かなり口が悪い。きたない言葉ばかり使うので、歯科医のパパは、おじいちゃんのお見舞いに行きたがらない。でも、ぼくはおじいちゃんが好きだ。おばあちゃんと二人で暮らしていた家に、死ぬ前に一度もどりたいというおじいちゃんのために、ぼくはカンペキな計画を立てた…。切ない現実を、ユーモアを交えて巧みに描いて定評のあるウルフ・スタルク最後の作品。
  • キティ・クローザー
    1970年、ベルギーのブリュッセル生まれ。1994年デビュー以降、数々の作品を発表、現在はオランダに住み、ふたりの子どもを育てながら創作活動を続けている。1994年「わたしの王国」で作家デビュー。以来、多くの作品を刊行し、また、装画も手がける。2003年「こわがりのかえるぼうや」、2005年「ちいさな死神くん」で、オランダで最も美しい子供の本に贈られる賞の一つである銀の画筆賞を、2010年アストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞。
  • 菱木晃子
    1960年東京に生まれる。慶應義塾大学卒業。スウェーデンの児童書を中心に、100冊以上の翻訳を手がける。著書に『はじめての北欧神話』(徳間書店)、訳書に『おじいちゃんとの最後の旅』『リッランとねこ』(以上徳間書店)、『おじいちゃんの口笛』(ほるぷ出版)、「長くつ下のピッピ」シリーズ、「名探偵カッレ」シリーズ(以上岩波書店)、『ニルスのふしぎな旅』(福音館書店)など多数。2009年、長年にわたりスウェーデン文化の普及に貢献した功績に対し、スウェーデン王国より北極星勲章受章。

関連記事

ネット書店で購入する

定価1,870円(税込)

シェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加