アメリカで日本のアニメは、どう見られてきたか?

アメリカで日本のアニメは、どう見られてきたか?
著者 草薙聡志
ジャンル 一般書
シリーズ スタジオジブリ
一般書
ISBN 9784198617059
判型・ページ数 四六
定価 1,980円(税込)
  • 草薙聡志
白パラガス
2004年に出された本書。当時の日本製アニメーションといえば「千と千尋の神隠し」が世界で人気を博していた。その約40年前、日本初の長編漫画映画「白蛇伝」がアメリカで公開され、「鉄腕アトム」は”Astro Boy”として大成功を収めた。続いて「エイトマン」「鉄人28号」が渡米するも、暴力性の欠点から批判が相次ぐこともあった。やがて80年代後半になると宮崎作品が進出。『アニメは極めて多様な芸術様式で、多くの異なった年齢や個人的好みを含んでいる』現在の日本アニメにも、それが顕著に表れていることは言うまでもない。
富士さん
いろいろなところで参考文献として引かれていたのどんなものかと読んでみると、予想以上に密度の濃いものでした。特に日本のスタジオが海外から受注した作品のリストが得られるところが素晴らしい。日本で発表された作品なら詳細なリストがすでにありますが、この手の作品は知られにくく調べにくいため、公式な記録やささやかに配信されるニュースを見るしかなかったので垂涎です。それに東映動画のように、受注作品リストが簡単に見られる会社でも、そのアメリカ側の事情も解説されているので背景がよくのみ込め、噂に違わぬ優良な資料でした。

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定価1,980円(税込)

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