出発点
宮崎駿がこれまでに書いたエッセイ・企画書・演出覚書・対談・書評・インタビュー等を集め、テーマ別に再構成。カラー口絵にはコミックも収録。特別寄稿として、33年にわたって付き合いのある、高畑勲監督ならではの素顔の宮崎駿を綴った「エロスの火花」も掲載。
ルネルッキオ
信州の小屋は義父が建てた小屋。 夏だけそこへ行く理由と、少女マンガが並べられている理由が分かるエッセイがバチボコ面白い。 nhkドキュメントの偏った宮崎像しか知らない我々からすると、実に人間ぽく親しみの持てる宮崎さんて感じがして嬉しい。 また、「湘南爆走族」の吉田聡を激推ししていて意外だった。
Lambda
面白い。宮崎駿の思想が、かなり詰まった書籍。 特に企画書のところは見所満点。 耳をすませば、トトロなど表面的に見ても面白い作品であるが、背景には時代ならではのテーゼに対して企画が作られている。 子どもはマニメなんか見ないで、外に行った方が良いと、子どもに対する考えなどもユニークでありつつも、的を得ている。