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2021.09.29
電子書籍あり
京都はんなり暮し
〈新装版〉
京都の和菓子と一口で言っても、お餅屋・お菓子屋の違い、ご存知ですか? 京都生まれ京都育ち、気鋭の歴史時代作家がこっそり教える京都の姿。『枕草子』『平家物語』などの著名な書や、『鈴鹿家記』『古今名物御前菓子秘伝抄』などの貴重な資料を繙き、過去から現代における京都の奥深さを教えます。誰もが知る名所や祭事の他、地元に馴染む商店に根付く歴史は読んで愉しく、ためになる!
そうたそ
★★★★☆ 著者が小説家としてデビューする前に刊行していたエッセイ。ありきたりな京都観光本とは違い、京都人ならではの視点から、昔からその地に根付いてきた京都の店の数々や名所等を紹介してくれている。時に古典等を繙いて歴史に思いを馳せ、時に京都のカジュアルな部分も見せてくれる。金閣やら清水寺やら八ツ橋ではなく、もっと京都の奥深い部分を知りたいという人にこそおすすめの京都エッセイだった。
くるくる
もとは2005年に連載されていた京都の暮らしのエッセイ。なので内容は古いものも多いけれど、それがかえって新鮮。そういえば、こんなことあったなーとか(伊右衛門のペットボトルが出たのもこのころだったらしい)。文学的なことや歴史的なことの知見も広がる感じもありです。 それにしても「京都ではこういうふうに言う」と話されているところ、それはそうやと思うのですが、他の地域では違うの?むしろどういうの??って思いながら読んでました。ほんと謎。