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京都はんなり暮し

〈新装版〉

京都はんなり暮し

いま話題の歴史・時代作家が、歴史的な文献などからひもといた京都人も知らない京都の奥深い魅力の数々を紹介します。

著者 澤田瞳子
ジャンル 文庫
文庫 > 徳間文庫
シリーズ 徳間文庫
出版年月日 2015/09/04
ISBN 9784198940119
判型・ページ数 文庫・256ページ
定価 671円(税込)
京都の和菓子と一口で言っても、お餅屋・お菓子屋の違い、ご存知ですか? 京都生まれ京都育ち、気鋭の歴史時代作家がこっそり教える京都の姿。『枕草子』『平家物語』などの著名な書や、『鈴鹿家記』『古今名物御前菓子秘伝抄』などの貴重な資料を繙き、過去から現代における京都の奥深さを教えます。誰もが知る名所や祭事の他、地元に馴染む商店に根付く歴史は読んで愉しく、ためになる!
  • 澤田瞳子
    1977年京都府生まれ。同志社大学文学部文化史学専攻卒業、同大学院博士前期課程修了。2011年、デビュー作『孤鷹の天』で第17回中山義秀文学賞を受賞。13年『満つる月の如し 仏師・定朝』で本屋が選ぶ時代小説大賞2012ならびに第32回新田次郎文学賞を受賞。16年『若冲』で第9回親鸞賞、20年『駆け入りの寺』で第14回舟橋聖一文学賞、21年『星落ちて、なお』で第165回直木賞受賞。その他の著書に『ふたり女房』『師走の扶持』『関越えの夜』『秋萩の散る』『与楽の飯』『腐れ梅』『火定』『龍華記』『落花』『名残の花』『能楽ものがたり 稚児桜』『漆花ひとつ』『恋ふらむ鳥は』、エッセイ『京都はんなり暮し』などがある。
そうたそ
★★★★☆ 著者が小説家としてデビューする前に刊行していたエッセイ。ありきたりな京都観光本とは違い、京都人ならではの視点から、昔からその地に根付いてきた京都の店の数々や名所等を紹介してくれている。時に古典等を繙いて歴史に思いを馳せ、時に京都のカジュアルな部分も見せてくれる。金閣やら清水寺やら八ツ橋ではなく、もっと京都の奥深い部分を知りたいという人にこそおすすめの京都エッセイだった。
くるくる
もとは2005年に連載されていた京都の暮らしのエッセイ。なので内容は古いものも多いけれど、それがかえって新鮮。そういえば、こんなことあったなーとか(伊右衛門のペットボトルが出たのもこのころだったらしい)。文学的なことや歴史的なことの知見も広がる感じもありです。 それにしても「京都ではこういうふうに言う」と話されているところ、それはそうやと思うのですが、他の地域では違うの?むしろどういうの??って思いながら読んでました。ほんと謎。

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