子どもの本だより 本の紹介

子どもの本だより 本の紹介

2018年01月31日

犬の本

新しい一年がスタートしました。今年の干支は(いぬ)。絵本や児童文学には、さまざまな動物が出てきますが、なかでも犬は、人間の暮らしにとても近しい動物ですから、色々な作品に登場します。

『うきうきしたら』に出てくる犬のシドは、ある日、うきうきしていたら、体が宙にふんわり浮いてしまいます。すーいすいと、青い空を学校まで飛んでいきましたが、だれもシドの話を信じてくれません…。自分を信じることの大切さをさわやかに描いた絵本。

『しあわせないぬになるには にんげんには ないしょだよ!』には、犬が幸せに暮らすための知恵がいっぱい。まず一番大事なのは、いっしょに暮らす「にんげんえらび!」。それから、一番寝心地のいい場所を見つけること! 犬の視点から、人間とのほどよい関係を描く、ユーモラスな絵本です。

『バルト 氷の海を生きぬいた犬』は、実話をもとに描かれた絵本。氷の上に取り残され、流されてしまった犬が主人公。海洋調査船の乗組員が、バルト海で漂流する犬を見つけ、助けようとして…?

『なかないで、アーサー てんごくにいったいぬのおはなし』は、大切なペットを亡くしてしまった人におすすめしたい一冊。飼い主の男の子アーサーは、いつもいっしょにいた犬のデイジーが死んでしまって、悲しみにくれています。天国からその姿を見たデイジーは、アーサーを励ますために…?

『ダメ犬ジャックは今日もごきげん』も、犬の視点から描かれた作品。主人公ジャックは、〈ニホンアシ〉のボス夫妻と、その子どもたちと暮らしています。ある日、となりにかわいいメス犬が引っ越してきます。愛嬌たっぷりのジャックが、メス犬と飼い主のために大活躍するゆかいなお話。

 アニメ絵本『フランダースの犬』の舞台は、ベルギー。小さな村でおじいさんの仕事を手伝いながら暮らす少年ネロは、死にかけていた犬を助けます。ネロのおかげで元気になった犬パトラッシュは、ネロの仕事を手伝い、なくてはならない存在になります。かつて日本中が涙した感動のアニメーションを絵本にしました。親子で楽しめます。

 今年も、みなさまの本棚にずっと残るような作品を出版していきたいと思っています。  (編集部 濱野)

 

絵本 『うきうきしたら』ジェズ・オールバラ作・絵/たがきょうこ訳 『しあわせないぬになるには にんげんいは ないしょだよ!』ジョー・ウィリアムソン作・絵/木坂涼訳 『バルト 氷の海を生きぬいた犬』モニカ・カルネシ作・絵/中井貴恵訳 『なかないで、アーサー てんごくにいったいぬのおはなし』エマ・チチェスター・クラーク作・絵/こだまともこ訳 児童文学 『ダメ犬ジャックは今日もごきげん』パトリシア・フィニー作/ピーター・ベイリー絵/相良倫子訳 アニメ絵本 『フランダースの犬』ルイズ・ド・ラ・ラメー原作/黒田昌郎演出