子どもの本だより 本の紹介

子どもの本だより 本の紹介

2017年05月11日

5・6月号 家いろいろ

  今回は、特徴のある「家」が登場する本をご紹介します。

ねずみ

『人形の家にすんでいたネズミ一家のおはなし』に登場するネズミたちは、伯爵の家にある、立派な人形の家に住んでいます。あるとき、子ネズミたちが人形の家をピカピカにしようと、掃除を始めますが、かえって家はめちゃくちゃになってしまい…? 豪華な人形の家が美しく描かれた絵本です。

 

 

 

ohikkoshi

『ちびのミイのおひっこし?』では、ムーミントロールが自分の家を建てようと悪戦苦闘。なぜなら毎晩、部屋でちびのミイがあばれまわり、ぐっすりねむれないからです。でも建てた家の床は傾き、煙突にはカモが巣を作ってしまいました。風変わりな形の家にご注目ください!

 

 

 

osunotubo

『おすのつぼにすんでいたおばあさん』の主人公のおばあさんは、貧しいけれど、とても幸せにくらしていました。そんなある日、助けてあげた小さな魚の王様に、何でも願いをかなえてあげようと言われ…? 幸せは身近なところにあると改めて気づかされる物語。おばあさんが住んでいるのは、湖のほとりにたつ塔のような形の、お酢のつぼによく似た家です。

 

 

 

nezuminoie

『ねずみの家』では、ねずみの女の子ボニーが、地下室にある植木鉢に住んでいます。でも家族が多すぎて、家の中はぎゅうぎゅう。植木鉢から押し出されてしまったボニーが、勇気を出して人間の住む上の階に行ってみると、人間の女の子の部屋で「ねずみの家」と人形のねずみを見つけて…? 地下室に戻ったボニーがどんな家に住むことになったのか、ぜひ物語を読んでみてください。

 

 

hauru

『ハウルの動く城1 魔法使いハウルと火の悪魔』で、魔法使いハウルが住んでいるのは動く城。魔法が本当にある国インガリーを舞台に、魔女に呪いをかけられ、九十歳の老婆に変身してしまった十八歳のソフィーと、ハウルをめぐるファンタジー。火の悪魔カルシファーが動かしている、でこぼこと妙な形をした城は、石炭のような黒く大きな石、しかも形も大きさもまちまちなものでできています。

 

anime

字の小さい長編がまだ難しいお子さんには、アニメ絵本『ハウルの動く城』をどうぞ。スタジオジブリのアニメーション映画を、オールカラーで絵本化しています。

 

 

 

 

 物語の主人公たちが、 さまざまな家で、日々どうやってくらしているのか、想像するだけでもワクワクしてきます。(編集部 市川)

 

絵本

『人形の家にすんでいたネズミ一家のおはなし』マイケル・ボンド文/エミリー・サットン絵/早川敦子訳 

『ちびのミイのおひっこし?』トーベ・ヤンソン原作/リーナ&サミ・カーラ文・絵/もりしたけいこ訳

児童文学

『おすのつぼにすんでいたおばあさん』ルーマー・ゴッデン文/なかがわちひろ訳・絵 

『ねずみの家』ルーマー・ゴッデン作/おびかゆうこ訳/たかおゆうこ絵 

『ハウルの動く城1 魔法使いハウルと火の悪魔』D・W・ジョーンズ作/西村醇子訳 

アニメ絵本

『ハウルの動く城』D・W・ジョーンズ原作/宮崎駿脚本・監督