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あまねく神竜住まう国 文庫版
伊豆の地にひとり流された源頼朝は、まだ十代前半の少年だった。土地の豪族にうとまれ、命さえねらわれる日々に、生きる希望も失いがちな頼朝のもとへ、ある日、意外な客が訪れる……かつて、頼朝の命を不思議な方法でつなぎとめた笛の名手・草十郎と、妻の舞姫・糸世の運命もまた、この地に引き寄せられていたのだ。
土地神である神竜と対峙し、伊豆の地に根を下ろしていく少年頼朝の姿を描く、人気作『風神秘抄』姉妹編。
解説:阿部泰郎
土地神である神竜と対峙し、伊豆の地に根を下ろしていく少年頼朝の姿を描く、人気作『風神秘抄』姉妹編。
解説:阿部泰郎
杏奈
日本の歴史に疎くても、しっかり楽しめるのが荻原さんの作品の凄いところ。 草十郎と糸世の『風神秘抄』も読もうと思います。
オデッサ
若き日の頼朝が主人公で舞台は伊豆ということで、御家人を次々味方につけていく話かと思ったら伊東と河津と北条くらいしか出てこず、ファンタジー要素が強いものだった。これはこれで面白いけど、歴史的なエピソードと重なる物語展開を期待して読んだので物足りなさはあった。