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薄紅天女 下 文庫版

薄紅天女 下 文庫版
著者 荻原規子
ジャンル 文庫
文庫 > 徳間文庫
シリーズ 徳間文庫
出版年月日 2010/08/06
ISBN 9784198932053
判型・ページ数 文庫・384ページ
定価 649円(税込)
北の国の火の女神は、輝く玉を東の地の息子に遺した…。異族の地を駆ける、坂東の少年たちの運命は? 日本のファンタジーの金字塔「勾玉三部作」完結編!特別対談 佐藤多佳子×荻原規子
  • 荻原規子
    1959年東京生まれ。早稲田大学教育学部国語国文学科卒。1988年「空色勾玉」でデビュー。「白鳥異伝」「薄紅天女」と続く勾玉三部作(徳間書店)で、日本のファンタジーの第一人者の地位を築き、アメリカ・フランス等でも出版され高く評価される。「風神秘抄」(徳間書店)で小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞JR賞、日本児童文学者協会賞、IBBYオナーリスト文学作品部門賞の4賞を受賞。ほかの作品に「レッドデータガール]シリーズ(KADOKAWA)、「西の善き魔女」シリーズ(中央公論新社)、「源氏物語 紫の結び」シリーズ(理論社)など。
冬見
上巻からところは変わって宮中、視点は阿高から皇女・苑上へ。長岡京は怨霊騒ぎに揺れていた。「都に近づくさらなる厄災」を退けるべく男装をし宮中を飛び出した苑上と、坂上田村麻呂と共に怨霊退治にやってきた阿高たちが出会う。◆火の女神チキサニに始まった因果の輪が閉じる。物語の運び方や論理の働き方が日本神話のそれでおもしろい。姫君を盗み出す話が大好きなので幕引きは非常に好みだった。
シロクマ
歴史上の人物が上手く織り交ぜられていて、奈良・平安時代に興味を持つきっかけになった一冊。勾玉三部作の中で一番読みやすく親しみやすいと思う。皇女の苑上は荻原規子先生の丁寧で上品な文体がよく似合う。 上巻ももちろん大好きだけど、少女小説好きとしてはやっぱり下巻が至高!阿高の最後のひとことだけで、いつでも何度でもときめける。

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