森のはずれに、あかい屋根の家がたちました。家のまえの木ふだには「きいちごジュース」と書いてあります。いったい、だれがすんでいるのでしょう? ライオンとキリンが、家をたずねてみると…? イスラエルで長く愛されている、ほのぼのとした絵本。
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ハヤ・シェンハヴ
児童文学作家。1936年イスラエルに生まれる。ヘブライ大学で文学と地質学を学んだのち、作家になる。国内各種の児童文学賞を受賞。1970年に出版された本書は、イスラエルのロングセラーとなり、世代を超えて愛されている。
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タマラ・リックマン
芸術家。1934年イスラエルに生まれる。イスラエル工科大学の夜間クラスで建築を学んだのち、ニューヨーク、ボストン、ミシガン、パリで美術、鋳金を学ぶ。1964年にイスラエルに帰国し、版画や彫刻など、芸術家として幅広く活躍。
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樋口範子
1949年東京に生まれる。立教女学院高校卒業と同時にイスラエルに渡り、2年間キブツ(集団農場)のアボカド畑で働く。帰国後、山中湖畔にある児童養護施設の保育士、パン屋、喫茶店経営を経て、現在はヘブライ文学の翻訳をライフワークとしている。訳書に『キブツその素顔』(ミルトス社)、『六号病室のなかまたち』『もうひとりの息子』(さ・え・ら書房)、『ぼくたちに翼があったころ』(福音館書店)などがある。