すずは広島に生まれた、絵の得意な女の子。昭和19年2月、18歳で呉にお嫁にいき、新しい暮らしを築きはじめる。やがて昭和20年になり……? 戦時下の日常をひたむきに生きる、すずと家族の胸をうつ物語。児童福祉文化賞を受賞し、異例のロングランを記録した長編アニメが絵本になりました。
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こうの史代
1968年広島市生まれ。1995年マンガ家デビュー。2004年『夕凪の街 桜の国』(双葉社)で文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、手塚治虫文化賞新生賞を受賞。『この世界の片隅に』(双葉社)は、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、「THE BEST MANGA2010 このマンガを読め!」第1位などを獲得。ほかの作品に『ぼおるぺん古事記』(平凡社)、『日の鳥』(日本文芸社)など。
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片渕須直
1960年大阪府生まれ。アニメーション監督、脚本家。日本大学芸術学部映画学科卒。監督作品に『アリーテ姫』『マイマイ新子と千年の魔法』など。『この世界の片隅に』で日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞、アヌシー国際アニメーション映画祭長編部門審査員賞、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞、キネマ旬報ベスト・テン日本映画監督賞など受賞多数。