両親が一週間出かけることになったので、三年生の子マキシは、2歳の弟と、ひとりぐらしをしている大学生のお兄ちゃんのアパートでくらすことになった。三人でコインランドリーに行ったり、大学の講義を受けたりと、初めてのことばかりで、毎日が冒険みたい! なかよし三人きょうだいの、てんやわんやな一週間をほのぼのと描きます。
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グードルン・メプス
ドイツの児童文学作家で、子供の心の機微を丁寧に描く短編小説の名手として知られる。デビュー作「ビルギット」で1983年にチューリヒ児童文学賞を受賞。その後の作品もドイツ児童文学賞を受賞するなど、ヨーロッパで高い評価を受けている。主な訳書に、『赤ちゃんがきた!』(徳間書店)『日曜日のパパとママ』(国土社)『日曜日だけのママ』(講談社)などがある。
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はたさわゆうこ
1992年上智大学大学院文学部ドイツ文学科博士後期課程修了。現在、大学でドイツ語担当非常勤講師を務める。訳書に『ぼくのあいぼうはカモノハシ』『世界一の三人きょうだい』『ウサギのトトのたからもの』『小さいおばけ』『小さい水の精』『ぼくとヨシュと水色の空』「ひみつたんていダイアリー」シリーズ(徳間書店)、絵本『あおバスくん』(フレーベル館)『うさぎ小学校』(徳間書店)ほか。
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山西ゲンイチ
1971年長崎県生まれ。イラストレーター、絵本作家。『ブタコさんのかばん』(ビリケン出版)、『ブルオはいぬごやのした』(岩崎書店)、『こんもりくん』(偕成社)、『カンガルーがいっぱい』(教育画劇)、『みにくいフジツボのフジコ』(アリス館)、さし絵の作品に『だれも知らない犬たちのおはなし』(あすなろ書房)、『そばかすイェシ』『世界一の三人きょうだい』(徳間書店)など。