あるところに、ネコが大すきで、船にネコをたくさんのせている船長がいました。ある日、嵐にあい、たどりついたのは、ネコのいない島。美しい島ですが、たくさんのネズミたちがなやみのたね。そこで、船長は…? 英国で挿絵画家としても評価の高い絵本作家による、昔ばなし風のお話絵本。
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インガ・ムーア
イングランド南東部、サセックス生まれ。8歳のころオーストラリアに渡る。1980年初めにイングランドにもどり、本格的にイラストレーターとして活動をはじめ、子どもの本の仕事に携わるようになる。1990年に絵本『Six-Dinner Sid』でスマーティーズ賞受賞。グレアム作『The Wind in the Willows』、バーネット作『The Secret Garden』など、古典作品の挿絵も多数手がけている。日本で紹介されている作品はほかに、『のんきなりゅう』(グレアム作/徳間書店)、『ネコがすきな船長のおはなし』(インガ・ムーア作・絵/徳間書店)がある。
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たがきょうこ
1955年生まれ。子どもの頃アメリカで生活し、現地の小学校に通う。上智大学外国語学部フランス語学科卒。翻訳業のかたわら、図書館や小学校などでストーリーテリングの活動もしている。絵本の翻訳に『かわいいあひるのあかちゃん』『がーこちゃん、あそぼ』『こねこのネリーとまほうのボール』『ホーホー! きれいだな ~ミミズクのいろのえほん~』(徳間書店)、『ベスとベラ』(福音館書店)などがある。横浜市在住。