ある朝、ウィリアムのパパが、置き手紙をしていなくなった。作家になりたいパパは、ママとぼくと妹のエリナを残して出ていったんだ。腹を立てたママは、パパの苦手な犬を四匹も飼うことにした。そんなある日、犬たちのおしゃべりが聞こえてきて…? 『のっぽのサラ』の作者が描く、ちょっとふしぎで心あたたまる、家族の物語。
-
パトリシア・マクラクラン
アメリカのワイオミング州生まれ。コネチカット大学卒業。『のっぽのサラ』(徳間書店)でニューベリー賞等受賞。作品に『草原のサラ』(徳間書店)、『潮風のおくりもの』『おじいちゃんのカメラ』(偕成社)などがある。
-
こだまともこ
東京生まれ。早稲田大学文学部卒業。出版社に勤務の後、児童文学の創作と翻訳をはじめる。創作に『3じのおちゃにきてください』(福音館書店)、翻訳に『犬のことばが聞こえたら』『ワニくんとパーティーにいったんだ』(共に徳間書店)、『はがぬけたらどうするの?』(フレーベル館)、『月は、ぼくの友だち』(評論社)、『3びきのかわいいオオカミ』「ダイドーの冒険」シリーズ(いすれも冨山房)など多数。
-
大庭賢哉
1970年神奈川県に生まれる。イラストレーターとして、児童書の挿絵、漫画、装画などで活躍。挿絵作品に「シノダ!」シリーズ(偕成社)、「ティーン・パワーをよろしく」シリーズ(講談社)、絵本に『どんぐりみーつけた』(福音館書店)、漫画に『郵便配達と夜の国』(青土社)、『トモネン』(宙出版)などがある。