白鳥異伝 下 ノベルズ版

白鳥異伝 下 ノベルズ版
著者 荻原規子
佐竹美保
ジャンル 文芸書
児童書 > 児童文学
出版年月日 2005/10/17
ISBN 9784198506841
判型・ページ数 新書・304ページ
定価 943円(税込)
嬰の勾玉の主・菅流に助けられ、〈橘〉の一族から次々に勾玉を譲り受けた遠子は、ついに嬰・生・暗・顕の四つの勾玉を連ねた、なにものにも死をもたらすという〈玉の御統〉の主となった。だが、剣を手にした小倶那と再会したとき、遠子の身に起こったこととは…。ヤマトタケル伝説を下敷きに織りあげられた壮大なファンタジー、いよいよ最高潮!
  • 荻原規子
    1959年東京生まれ。早稲田大学教育学部国語国文学科卒。1988年「空色勾玉」でデビュー。「白鳥異伝」「薄紅天女」と続く勾玉三部作(徳間書店)で、日本のファンタジーの第一人者の地位を築き、アメリカ・フランス等でも出版され高く評価される。「風神秘抄」(徳間書店)で小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞JR賞、日本児童文学者協会賞、IBBYオナーリスト文学作品部門賞の4賞を受賞。ほかの作品に「レッドデータガール]シリーズ(KADOKAWA)、「西の善き魔女」シリーズ(中央公論新社)、「源氏物語 紫の結び」シリーズ(理論社)など。
  • 佐竹美保
    絵本作家・イラストレーター。SFやファンタジーの挿絵の第一人者。挿絵の仕事に『アーヤと魔女』「クレストマンシ―」シリーズ(徳間書店)、「シェーラ姫の冒険」シリーズ(童心社)、「ハリー・ポッター」シリーズ(静山社)、「魔女の宅急便」シリーズ(福音館書店)など多数。
kagetrasama-aoi(葵・橘)
「白鳥異伝・下」三部作の二作目の下巻。これぞファンタジーの大道の結末です、何度読んでも満足、満足です。小俱那をどうしてもヤマトタケルと重ねてしまうから、悲劇的な予感しかしないし。しかも母親百襲姫の妄執と言える程の愛情が重すぎるし。何気に遠子と嫁姑争いしていますし。そんな物語の中で小俱那と遠子の絆と二人の成長が感動的でした。そしてこの結末に持って行くなんて、作者さま凄すぎです。そして脇の人物も魅力的ですよね、七掬とか管流とか。脇が活躍する物語は絶対面白い!ですよね。
ひとみ
宿禰のこと、昔はめちゃくちゃ嫌いだったが、今は同情を持って見ることができた。菅流がとても良いキャラクターで、赤ん坊の岩姫様と阿毘とのやりとりが面白かったのでもっと見たかった。手放すこともまた愛

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