前王妃マヤは、娘ブロンウェンを追って〈霧の国〉アランを訪れた。だが、その子どもは偽者だった…。翼ある王ラクランの率いる軍勢は、〈光の国〉ティルソワレー軍に奇襲をかけようとするが、敵に作戦が筒抜けで、追いつめられていく。どうやら内部に密通者がいるらしい。いっぽう、王妃イズールトの双子の妹イサボーは、夏には〈薔薇と茨の塔〉で、マヤの娘ブロンウェンを育てながら、両親──〈翼のイシュベル〉と〈ドラゴン公カンガラド〉──の世話をし、冬には〈世界の背骨〉に暮らすカンコーバンの〈火竜族〉のもとで修行をする日々を送っていた。そんなある日、イサボーは雪原に倒れているマヤを見つける。イサボーは彼女を見殺しにはできず…?エリアナンの地に、ふたたび魔女や妖精が集う日は来るのか? 双子のイサボーとイズールトの運命は?