魔女メガンは、養い子イサボーの双子の姉イズールトと、鳥の翼と鉤爪を持つラクランと共に〈天空人の庭〉のあるトゥラクナ・チェレストにやってきた。メガンから魔法を学び、互いの過去を知るうちに、ふたりは惹かれあうようになっていった。いっぽう、〈見者〉ジョーグと〈癒しの手〉を持つ少年トーマスは、浮浪児たちの助けを借りて古都ルースシャーを抜け出した。少年たちは〈癒しの手同盟〉を名乗り、ジョーグの住まうシティッチ山脈を目指す旅の仲間となった。そのころエリアナン各地で、魔力を持つ子どもが誘拐されるという事件が起きていた。その陰には、アランの女藩公マルグリットの策略があった…。〈王の石〉の呼び声が薄らぐなか、妻である〈妖術師〉マヤの呪縛により衰弱していく王・ジャスパー。ラクランは、新しい王として立つことができるのか…。