原作・脚本・監督 磯光雄電脳コイル

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三番目のユウコ通信 小説版

三番目のユウコ通信 vol.8

ちょっとぼーっとしてる間に世の中はGWっつうわけですか。そしてわたしは、GW返上で6巻執筆っつうわけですか。
おひさしぶりです、宮村ヤサコです。
GW前、勇気をふりしぼって担当女子(女史ではない)にたのんでみた。「GWだけどさー、お休みくれる?」そしたらもんのすごい早口で言い返されたさ。「お休みはありませんっ。わたしだってわたしだって朝から晩まで必死で小説の年表と資料整理してるのにぃ」。そうなんです。担当女子はいま、これまでに発刊された小説版『電脳コイル』の1巻から5巻までの流れや事件メモやキャラ別お話進行具合をすべて整理しなおしてくれているのです。
そもそもリアルわたしの生活というのが、来る日も来る日も登場人物が基本たったの3〜4人という小規模かつ地味な毎日の繰り返し。よってわたしの脳みそは、正直キャラ認知5人が限界なわけだ。記憶マックス。なのに小説版『電脳コイル』、ご存知の通り登場人物の数がハンパねえ。5巻にいたってさらに増えてるし。(そして今後まだ増える予定だし)
そういうわけでわたしと担当女子はここで一念発起、これまでの流れを整理、かつきっちり把握しなおすことにしたのだった。もちろん小説版用の設定ノートも年表も、第1巻を書き出す前に作ってはあった。だけどやっぱり計算通りにお話は動いてくれないんだな。すでに当初の思惑から大きく逸脱している。ま、それもこれもキャラクターがのびのび動いてくれるおかげなんですけどね。彼らにはひとりひとり背景があって、複雑な人間関係もあって、まだまだ隠されていることもある。だからここでいちどすべての情報を整理して、さらに大胆にわたしの想像を裏切ってもらおうと、ま、ひらたくいうとそういう作戦を立てたのだった。6巻補完計画。

一方5巻です。無事発売されました。そして早くも驚愕の事実が発覚しました。
…………ぜんぜん折り返してねえっ。
そうです、いちおう5巻でお話全体の半分を消化するはずだったのに入りきらなかったんですね、エピソードが。そういうわけで6巻はもう完全にキャラクターまかせです。もはやわたしより彼らのほうがずっとお話の進む先をわかってる気がするし。
5巻ではすでにご存知のとおり新しい登場人物がどおっと増えました。カンナ父、カンナ母(電話の声)登場です。観音小学校の三人組も。そして1巻から細々とつなげてきたハラケンの心情や行動が、ようやく5巻でひとりの少年として立ち上がってきました。ハラケンは今回書いていて楽しかったですね。カンナ父とのシーンやダイチとの作戦会議、ガチャギリとふたりで神社から逃げるシーン、どれも書きながらどきどきした。と同時に、ヤサコとイサコはもちろんですが、さいきんは〈黒客〉と〈コイル探偵局〉が合同で行動することが多いので、フル稼働のメンバーをひとりひとりを描くのが楽しくて仕方ありません。
ナメッチはすっかり女子チームと仲良しです。小学6年生にして天性のオバサンキャラ。料理も得意で女の子とめっさ話が合うという設定。おなじフェミキャラでもデンパはなんていうか、女子でも男子でもない。デンパというジャンルの癒し系生物ですね。そして、地味ながらも今後台風の目になってゆくのはガチャギリ。いまはまだ目立ってませんがこの先でひとつ大きな決断をします。そして、そろそろオバちゃんの過去にも大きく踏みこんで行かなくちゃなりませんよね。

まだまだ先の長い『電脳コイル』。アニメのほうは2回目の放送もそろそろ終盤に近づきつつありますが、小説版をこれからもよろしくお願いします。
あ、それとお手紙をいただいている方たち、ぜんぶ受け取りましてちゃんと読んでます。小説を愛してくださってありがとうございます。ほんと、ほんっとにね、すごく励まされてますよ。

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