M県T署の強盗犯係長・郷原弘、32歳、独身。同期トップで警部補になったのだが、あだ名が「坊や」。当直長となった夜、一人の少年が自首してきた。行方不明の捜索願の出ていた高校生戌井誠一を仲間と一緒に殺害し、死体を遺棄したという。しかも、少年の父親はM県警に坂戸ありといわれている捜査一課の名刑事だった。少年の供述通りの場所で、戌井誠一の死体が発見された。世間もマスコミも大騒ぎになり、坂戸少年の父親は辞職した。事件の経過をききこんでゆくうちに、戌井誠一殺害に加わった少年達が次々に殺害されて行く事件が起こり、意外な事実が明らかになって行く……。