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幻月楼奇譚 4

幻月楼奇譚
著者 今市子 著・文・その他
ジャンル コミックス > CHARAコミックス
発行元出版社
コミックス(雑誌扱)
シリーズ CHARA コミックス
出版年月日 2013/09/25
ISBN 9784199605666
判型・ページ数 B6・176ページ
定価 660円(税込)
時代は昭和初期。老舗味噌屋の若旦那・升一郎は、物の怪が見える幇間・与三郎がお気に入り。
隙あらばモノにしようと口説くけれど、いつもいいところでかわされてばかり──。二人が逢うのは、
吉原の茶屋「幻月楼」。なぜかそこでは、あの世とこの世をまたぐ、不思議な事件が巻き起こり……!?
大人気シリーズ、待望の最新刊!!
  • 今市子
sumie
最近は偏りなく、色んなジャンルに手を出しているんだけど、幻月楼は別格。すううっと引きずり込まれてしまう。明度、温度、湿度、それから音。読んでいると時代を遡ってしまうような妙な既視感。どっぷり浸れて幸せや。
neimu
刺青について後にも先にも谷崎潤一郎以外に面白い作品は無いだろうと思っていたら、おやまあ、とんだ三すくみを描かれた二人。あれまあ、ほんに。身代わり、入れ替わり、生まれ変わり、双子の片割れが乗り移り、渡る世間は本当に生臭い。肩に乗っかってダラリ、とんでもないものが見えちまう小僧。どこをとっても金太郎飴じゃないが、あやかし、恨みつらみ、世間の厄介ごとが次々と現れる。探偵ごっこではないが事件を解決して浮かぶ霊もあれば逃げる霊もありで、絵姿女房ならぬ訳ありの思いは何処へ彷徨っていくのやら。二人の行く手ははて。

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