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飼い犬に手を咬まれるな
「おまえが忠誠を誓えば、俺が一生犬として飼ってやる」──新しく雇われた庭師の息子に、そう告げた13歳の御曹司・一稀。従順に懐く猛が可愛くて、一稀は勉強や精通、自慰まで教え込んでいく。けれど高校に進学し、一稀に手を出した不良を猛が暴力でねじ伏せた時──歪んだ執着に怯え、猛を拒絶してしまう…。そんな別れから10年、若き総帥となった一稀は、パーティーで猛と再会して!?
かける
執着系の飼い犬攻✕買い主の御曹司受。2人の歪な始まりから関係が成長するに連れ、変化していく。受に対する執着が途轍もなく凄い。再会してから受を手に入れるために追い込んでいくのが秀逸。
初夏
物凄い才能に震えた。 ひとを称賛するのに他人を挙げるのはどうかと思うけど、わかりやすいと思うので敢えて書くと、多彩で絶妙な言葉選びをする凪良ゆう先生と絶望のさらにその先の絶望を描く木原音瀬先生を感じた。 夏乃先生で個人的に一番好きなのは「ワンコは今日から~」なんですが、これ、ホントに同じ人が書いたの?!と言いたくなるくらいテイストはもちろん文章の雰囲気がまるで違います。びっくりする。この方は作品ごとに全く違う色を放つカメレオン作家なのですね…。凄いとしか言えないです。