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コレクション
日本美術界を揺るがす無名の天才画家のコレクション――突然伯母から莫大な価値を秘めた絵画を相続した祥。その取り扱いに戸惑う祥に、数多の画商が群がってきた!! 一番乗りで現れたのは、業界で「詐欺師」と黒い噂の若き画商・久木田。「わたしに預ければ、悪いようにはしない」そう微笑まれ、胡散臭く思うけれど、なぜか拒絶できない。一体誰を信じればいいのか――祥は選択を迫られるが!?
stmy
”人生はいつだって出会いと別れでできている。大好きな人もいずれは去るし、大嫌いな人はいつかまた自分の前に現れる。そんな世の中だから忌々しいときもあるけれど、人は退屈せずに現世を生きているのだ” 名言だなと思いました。
雪雫
★3。 美術関係全く無知なので、コレクション+莫大な遺産があるのならとりあえずサッサと美術館建ててしまえばいいのでは?と思ってしまいました。色々観て来たとはいえ知識ないのに一人でというのは無理があり過ぎますよね。不動産会社社長から呼び出しが来た時に辻井の黒い野望が不動産にまで及び社長の活躍で頓挫し美術界でも信用を無くしざまぁな展開になるのかと思いましたが全く関係なかったですね。最初から計画的に祥に近づいた久木田にラスト一矢報いる事が出来たのは読者的にもスッキリ。しかし祥が老いて没したらやっぱ寄付ですか?