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ダブルトーン

ダブルトーン

熊本を舞台に、記憶をめぐり、不可思議な出来事に遭遇する二人の女性を描く。

著者 梶尾真治
ジャンル 文庫
文庫 > 徳間文庫
シリーズ 徳間文庫
出版年月日 2020/02/07
ISBN 9784198945336
判型・ページ数 文庫・336ページ
定価 770円(税込)
パート勤めの田村裕美(ゆみ)は、
五年前に結婚した夫の洋平と
保育園に通う娘の亜美と暮らしている。
ある日、彼女は見ず知らずの他人、
中野由巳(ゆみ)という女性の記憶が
自分の中に存在していることに気づく。
その由己もまた裕美の記憶が自分の中にあることに
気づいていた。

戸惑いつつも、お互いの記憶を共有する二人。
ある日、由巳が勤める会社に洋平が営業に来た。
それは……。

あなたは誰?
なぜ私の中にいるの?

記憶を共有する二人の女性。
彼女たちの身に迫るのは……。

映画化される『つばき、時跳び』など、
タイムトラベルロマンスの旗手が、
時を超えた女たちの愛の葛藤を描く
ラブ・サスペンス。

ダブルトーン
解説 真柴あずき
  • 梶尾真治
    熊本県生まれ。「美亜へ贈る真珠」でデビュー。代表作に『地球はプレイン・ヨーグルト』『怨讐星域』「あしびきデイドリーム」(星雲賞)『未踏惑星キー・ラーゴ』(熊日文学賞)『サラマンダー殲滅』(日本SF大賞)、そして映画化した『黄泉がえり』や、舞台・映画化した『クロノス・ジョウンターの伝説』など。
くろうさぎ
読み始めてすぐ既視感があったので単行本で読んでいたのかも?と思ったけれど、結末は全然覚えてなくて途中からは一気に読めました。隣の芝生は青く見えますよね。特に女性は結婚で仕事や自由度の環境が大きく変わるので、その辺も共感。でも、どんなところにいても今が幸せと思えるように過ごしていきたいな。設定も含め、とても面白かったです。
たいやき
序盤、読み進めるのに苦労したけれど物語が大きく動いてからは続きが気になってスイスイ読めた。

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