仮装の時代

富士山麓殺人事件

仮装の時代

マスコミ界の帝王に死闘を挑んだ孤独な若者! 謎とサスペンス満載のノンストップ・ピカレスク・ロマン!

著者 西村京太郎
ジャンル 文庫
文庫 > 徳間文庫
シリーズ 徳間文庫
出版年月日 2019/12/06
ISBN 9784198945220
判型・ページ数 文庫・304ページ
定価 726円(税込)
人生には、勝者と敗者しかいない。あらゆる策を弄して自分は勝者になるーー幼時に両親を失いアルバイト生活を送る早川吾郎は、新聞・テレビ界を牛耳る、<マスコミの帝王>五味大造を叩き潰すことを決意する。五味の愛娘・奈美子に近付き、五味の背後にうごめく疑惑に迫る。手を変え品を変えて五味を罠にかける早川。そして反撃に転じる五味との死闘! 謎とサスペンス満載の傑作長篇ピカレスク。
  • 西村京太郎
    1930年東京都品川区生まれ。江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞、日本ミステリー文学大賞、吉川英治文庫大賞等々を受賞。トラベルミステリーの第一人者としてミステリー界を牽引してきたが2022年に惜しまれつつ逝去。著書は649作。
fumikaze
戦争関係の作品。著者に戦争についての(何か特別な?)想いがあるのは感じられる。この他にも幾つかそういう作品を書いているし。
オーウェン
勝者と敗者しかこの世にはいないとして、早川吾郎は底辺からマスコミの帝王と呼ばれる五味大造を潰すことに。 まずはとばかりに娘に接近して、接点をつくり自身で週刊誌を使い地位を上げていく。 社会派小説であり、いわゆる成り上がりを目指そうとする話。 ただ中盤から五味の秘密を解き明かすことに終始しており、ラストも唐突の感あり。 マスコミが最強という昭和の時代は十分感じられたのだけど。

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定価726円(税込)

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