徳間文庫

貧乏神あんど福の神

田中啓文/著


発売日:2019年09月06日
ISBN:978-4-19-894503-9
判型/仕様:文庫判
定価:本体720円+税

 内容紹介

売れない絵師の家に
厄病神が同居!?

貧乏で災難続き、
おまけに事件まで……

大名家のお抱え絵師だった葛幸助は、
今、大坂の福島羅漢まえにある
「日暮らし長屋」に逼塞中だ。
貧乏神と呼ばれ、筆作りの内職で糊口を凌ぐ日々。
この暮らしは、部屋に掛かる絵に封じられた
瘟鬼(厄病神)のせいらしいのだが、
幸助は追い出そうともせずに呑気に同居している。
厄病神が次々呼び寄せる事件に、
福の神と呼ばれる謎の若旦那や丁稚の亀吉とともに、
幸助が朗らかに立ち向かう。
(書下し痛快時代小説)

   第一話 貧乏神参上
素丁稚捕物帳 妖怪大豆男
   第二話 天狗の鼻を折ってやれ

 著者プロフィール

田中啓文
1962年大阪府生まれ。神戸大学卒業。93年「凶の剣士」で第2回ファンタジーロマン大賞佳作入選、ジャズミステリ短編「落下する縁」で「鮎川哲也の本格推理」に入選しデビュー。2002年『銀河帝国の弘法も筆の誤り』で第33回星雲賞日本短編部門、09年「渋い夢」で第62回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。ミステリーやSF、伝奇だけでなく、近年は時代小説でも活躍、「笑酔亭梅寿謎解噺」「鍋奉行犯科帳」「浮世奉行と三悪人」などのシリーズがある。