徳間文庫

再雇用警察官

姉小路祐/著


発売日:2019年09月06日
ISBN:978-4-19-894496-4
判型/仕様:文庫判
定価:本体730円+税

 内容紹介

定年すぎてもまだまだやれる!
給料激減、待遇曖昧、昇級降級無関係。だからこそ、

好きにやれまっせ!

カバーイラストは『めしばな刑事タチバナ』の旅井とり!

まだまだやれる! 老害なんて言わせへんで!
培ってきた経験で、勝負や!

一般企業の定年退職後雇用延長のように、
大阪府警が再雇用警察官制度を開始。
給与は定年時の六割程度、巡査部長待遇という
曖昧な階級で銃も貸与されない__
安治川信繁は新設の府警生活安全部消息対応室に
配属された。
本部から左遷されてきた芝室長、難波署少年係から
転属した似顔絵描きの名手新月良美との
三人所帯。
事件性があるか否かのグレーゾーンの
行方不明者を調査する地味な部署である。

知らないうちに勝手に退職した夫が、
退職金を持ったまま失踪し、
直後に不審な電話がかかってきた…
本間淳子の訴えに調査を開始した安治川。
どうやら夫は自分の意思で失踪したらしいと
見当がついたのだが、
大阪湾で本間雅史の保健証を所持した殺害死体が
発見されて事態は急変。
死体は雅史のものではなかったのだ。
死体の身元は? 雅史が犯人なのか?
特殊なベルトのバックルを手掛かりに
安治川は神奈川県警の捜査共助課の助けを借りて、
死体が下河内健であることを割り出す。
が、その矢先に今度は大阪の山中で
本間雅史の縊死死体が見つかった。
長澤一郎名義の身分証明書を身につけていた。
この三人につながりは見られない。
見知らぬ者同士がなぜ入れ替わっているのか…?
昔取った杵柄とばかり地道かつ着実な捜査で
真相に迫る安治川だったが…。

なんて、悲しい事件なんや。哀しすぎるで!

自らも人生の黄昏を迎えた再雇用警察官が、
ミッドライフ・クライシスに惑う男たちが
引き起こした切なくも複雑な殺人事件を解く!

 著者プロフィール

姉小路祐
1952年生まれ。社会派ミステリーを数多く手がけ、二時間ドラマの原作においても、西村京太郎、山村美沙に劣らぬくらいの定番である。著書多数。朝日岳之助シリーズ 司法書士・石丸伸太シリーズ 刑事長シリーズ 北白川晶子シリーズ 東京地検特捜部シリーズ 非法弁護士シリーズ 庭師・松原桜子シリーズ 警視庁サンズイ別動班シリーズ 署長刑事シリーズ 七曲風馬シリーズ 岬剣一郎シリーズ