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茜の茶碗
裏用心棒譚一
当て身一発で追っ手を黙らす。小宮山は盗賊からの信頼が篤い凄腕の見張り役だ。しかし彼は実は相馬中村藩士。城から盗まれた茜の茶碗を捜索するという密命を帯びていたのだ。将軍から下賜された品だけに露見すれば藩は取り潰される。小宮山は浪人になりすまし任務を遂行するがーー。武士としての矜持と理不尽な主命への反骨。その狭間で揺れ動く男の闘いを描いた、痛快娯楽時代小説!
asky0084
★★★★☆
Shoko Ochi
新たなチャンバラを求めて手に取りました。お話としては面白いのですが、どうも登場人物がおしゃべり過ぎるように感じてしまいます。説明的な会話が苦手なので、シリーズを読み続けるのは微妙。将軍から賜った茜の茶碗を盗まれ、探し取り戻すために盗賊の用心棒となった小宮山。武士の矜恃よりも盗賊の恩義に生きる道を選ぶ。