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茜の茶碗

裏用心棒譚一

茜の茶碗

盗まれた茶碗を捜索せよ。理不尽な命を受けた武士が最後に下した決断とは。全ビジネスマン必読! 胸のすく時代娯楽活劇

著者 上田秀人
ジャンル 文庫
文庫 > 徳間文庫
シリーズ 徳間文庫
出版年月日 2019/08/06
ISBN 9784198944896
判型・ページ数 文庫・384ページ
定価 748円(税込)
当て身一発で追っ手を黙らす。小宮山は盗賊からの信頼が篤い凄腕の見張り役だ。しかし彼は実は相馬中村藩士。城から盗まれた茜の茶碗を捜索するという密命を帯びていたのだ。将軍から下賜された品だけに露見すれば藩は取り潰される。小宮山は浪人になりすまし任務を遂行するがーー。武士としての矜持と理不尽な主命への反骨。その狭間で揺れ動く男の闘いを描いた、痛快娯楽時代小説!
  • 上田秀人
    1959年大阪府生まれ。97年に「身代わり吉右衛門」で桃園書房主催第20回小説クラブ新人賞佳作、2010年に単行本『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で中山義秀文学賞を受賞。2022年、「百万石の留守居役」シリーズで吉川英治文庫賞を受賞。主なシリーズに「将軍家見聞役 元八郎」「織江緋之介見参」「お髷番承り候」「禁裏付雅帳」「裏用心棒譚」(以上、徳間文庫)、「闕所物奉行 裏帳合」(中公文庫)、「勘定吟味役異聞」「御広敷用人 大奥記録」「聡四郎巡検譚」「惣目付臨検仕る」(以上、光文社文庫)、「奥右筆秘帳」「武商繚乱記」(以上、講談社文庫)、「妾屋昼兵衛女帳面」「町奉行内与力奮闘記」(以上、幻冬舎時代小説文庫)、「表御番医師診療禄」「高家表裏譚」(以上、角川文庫)、「日雇い浪人生活録」(ハルキ文庫)、「勘定侍 柳生真剣勝負」(小学館文庫)などがある。そのほかにも『本懐』(光文社)、『夢幻』『翻弄』(中央公論新社)、『本意に非ず』(文藝春秋)、『陽眠る』(角川春樹事務所)、『布武の果て』(集英社)、『継ぐ者』(KADOKAWA)など著書多数。
asky0084
★★★★☆
Shoko Ochi
新たなチャンバラを求めて手に取りました。お話としては面白いのですが、どうも登場人物がおしゃべり過ぎるように感じてしまいます。説明的な会話が苦手なので、シリーズを読み続けるのは微妙。将軍から賜った茜の茶碗を盗まれ、探し取り戻すために盗賊の用心棒となった小宮山。武士の矜恃よりも盗賊の恩義に生きる道を選ぶ。

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