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涙をふいて

廻船料理なには屋

涙をふいて

上方と江戸は、味付け、食材だけでなく、習慣や人情も違う? 料理時代小説で人気の著者による痛快娯楽小説。

著者 倉阪鬼一郎
ジャンル 文庫
文庫 > 徳間文庫
シリーズ 徳間文庫
出版年月日 2018/11/02
ISBN 9784198944087
判型・ページ数 文庫・304ページ
定価 759円(税込)
廻船料理なには屋は、菱垣廻船で運ぶ味噌や醤油などの食材を用い、江戸で上方の味を食べられる料理屋だ。
その主人は、下見の途中で船が難破した後、行方知れずだが、その意思を継いだ次男と妹が頑張っている。
東西の味覚の違いに苦労しながらも、常連になった八丁堀の同心らの助言で、良いところどりした料理が評判を呼び、軌道にのってきた。
そして、妹の縁談がまとまり、暖簾分けすることが決まった矢先に……。
  • 倉阪鬼一郎
    1960年三重県生まれ。早稲田大学大学院中退。87年『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。幻想小説からホラー、ミステリ、時代小説と幅広いジャンルの作品を発表している。
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涙をふいて前を向こう。大きな帆が風をうけて前に進んでいくように。あの時代の働く女性の負担はどれだけのものだろうか。
数奇屋
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