徳間文庫

野分の朝

江戸職人綴

千野隆司/著


発売日:2018年09月07日
ISBN:978-4-19-894393-6
判型/仕様:文庫判
定価:本体670円+税

 内容紹介

奉公してから十五年、ようやく自分の店を持つことになった料理人の伴次。店を持ったら女手が必要になる。そろそろ女房を持ってもいいのでは――その時、伴次に苦い思いが湧いた。七年前、一緒になるという約束を破り、他の男と所帯を持ったおつな。だが男に騙され、女郎屋に売られたあげく体をこわして死んだのだ……。表題作をはじめ、己の腕のみを頼りに懸命に生きる職人の姿を描いた傑作時代小説集。

 著者プロフィール

千野隆司
1951年東京都生まれ。國學院大學文学部文学科卒。出版社勤務を経て、1990年「夜の道行」で第12回小説推理新人賞を受賞。〈おれは一万石〉〈大目付御用〉〈入り婿侍商い帖〉など人気シリーズを多数執筆。