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うつけ世に立つ
岐阜信長譜
第23回中山義秀文学賞最終候補作がついに文庫化! 破壊の魔王なのか、それとも優れた文化人なのか――。乱世の真っ直中、落語や鵜飼などに興じた戦国の覇者織田信長が、天下布武の印に込めた思いは何だったのか? 離縁した帰蝶、宿敵の斎藤龍興、落語の祖である安楽庵策伝らを通じて、信長自らが命名した岐阜で過ごした時をかつてない視点で描き出す。岐阜市〈信長公450プロジェクト〉とウェブサイト〈歴史行路〉のコラボから誕生した人気小説。
Porco
岐阜城を居城とした時代の信長を描いた小説。信長包囲網を崩そうと戦う姿が描かれます。信長を描くにあたって、帰蝶(濃姫)をどうするかも重要なポイントの一つだと思いますが、本作では早々に離縁され、美濃を追われた斎藤龍興とともに反信長側の立場にあります(最終的には、、、ですが)。話の進み方も丁寧に描かれていて、いい小説でした。
もとさん
話の最後がちょっと尻切れトンボな感じ