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水戸黄門 天下の副編集長

水戸黄門 天下の副編集長

天下の副将軍水戸光圀一行が難航する大日本史の原稿取りに全国行脚。謎のくノ一集団との忍法合戦ありの時代娯楽小説決定版!

著者 月村了衛
ジャンル 文庫
文庫 > 徳間文庫
シリーズ 徳間文庫
出版年月日 2018/06/08
ISBN 9784198943608
判型・ページ数 文庫・352ページ
定価 737円(税込)
『国史』が成らねば水戸藩は天下の笑いもの。一向に進まない編纂作業に業を煮やした前水戸藩主・徳川光圀公(実在)は、書物問屋の隠居に身をやつし、遅筆揃いの不届き執筆者どものもとへ原稿催促の旅に出た。お供は水戸彰考館の覚さん(実在)、介さん(実在)をはじめ、鬼机(デスク)のお吟など名編修者たち。まずは下田を訪れたご老公一行は、なにやら不可解な陰謀にぶち当たる!(痛快時代エンターテインメント)
  • 月村了衛
    1963年生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒。2010年『機龍警察』で小説家デビュー。2012年『機龍警察 自爆条項』で第33回日本SF大賞を受賞。2013年『機龍警察 暗黒市場』で第34回吉川英治文学新人賞、2015年『コルトM1851残月』で第17回大藪春彦賞、2015年『土漠の花』で第68回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)、2019年『欺す衆生』で第10階山田風太郎賞を受賞。近刊に『東京輪舞』『悪の五輪』『欺す衆生』『暗鬼夜行』『奈落で踊れ』『白日』『ビタートラップ』『機龍警察 白骨街道』『脱北航路』『十三夜の焔』『香港警察東京分室』『半暮刻』と精力的に執筆を続ける。
Satochan
水戸黄門漫遊記パロディ版。国史編纂の遅れに業を煮やした光圀公、書物問屋の隠居に身をやつし、自ら原稿督促の旅に出る。。というお話。江戸から箱根、下田、府中、藤枝、掛川と、世直しならぬ「執筆者直し」の旅は続く。。続編を予想させる終わり方ながら、続編は出ていない。ということは世間的にはあまり受けなかったのだろうか。非武闘派の介さん・覚さんとか、いい味出してると思ったのだが。
西君04
パロディ満載、TBSの水戸黄門を基本に歴史的偉業である国史編纂を理由に、笑えるビジネス出張話となった。豊臣方に真田の姫様を入れてくるとは面白い。色気も含めた女忍者同士真田VS甲賀、助っ人に伊賀者となかなか楽しい。ロミオとジュリエットばりの恋愛?最後の10分に騒動を収める決め台詞と印籠!介さん覚さんが弱い:笑「ハッ」

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