短篇ベストコレクション
現代の小説2017
青崎有吾、両角長彦、伊坂幸太郎、太田忠司、井上荒野、東山彰良、法月綸太郎、姫野カオルコ、森絵都、今村夏子、小島水青、今野敏、芦沢央、木下古栗、中島京子、柴田勝家、三崎亜記/解説・清原康正。日本文藝家協会の編纂によって、ベテランから新鋭まで現代を代表する作家たちによる競演が実現!2016年に刊行された各文芸誌に発表された全短篇の中選出された注目作を一挙収録。
hirayama46
2016年に文芸雑誌に掲載された作品からジャンルを問わずに集められたアンソロジー。もちろん読者としての合う合わないは存在しますが、いずれもレベルの高い作品が収められていたと思います。それほど読んでいない作家では、ユーモラスで気さくな筆致が楽しい今野敏や、奥ゆかしい学生さんとの過去の回想が微笑ましく、昭和の雰囲気の良い部分をすくい取っている中島京子が面白かったですね。ストーリーに引き込まれる筆致の巧みさでは森絵都がこのなかでも頭ひとつ抜けていて感嘆しました。
たかひー
★★★★ いろいろな作品が読めて楽しい。久々に三崎亜紀の作品を読んだが、そうそうこんな感じと思い出しながら楽しんだ。他にも定番の人は置いておいて青崎有吾とか太田忠司なども面白かった。