徳間文庫

上野の仔

三咲光郎/著


発売日:2018年03月07日
ISBN:978-4-19-894321-9
判型/仕様:文庫判
定価:本体780円+税

 内容紹介

鞍馬民雄は東京大空襲で母親、弟と生き別れた。父親も戦争で行方知れずとなっており、奇跡的に残った自宅の防空壕でひとり、家族を待ち続けることを決意。しかし、民雄のもとには、家を奪おうとする孤児、人さらい、狡い大人などがいつしか集うようになり……。まだ幼い民雄は、戦争の爪痕が残る東京で生き残ることはできるのか。GHQが日本を占領する過酷な時代を描いた戦争孤児文学。

 著者プロフィール

三咲光郎
1959年大阪生まれ。関西学院大学文学部卒。1993年「大正暮色」で堺市自由都市文学賞、1998年「大正四年の狙撃手」でオール讀物新人賞、2001年『群蝶の空』で松本清張賞をそれぞれ受賞。著書に『銀河のひややかな瞬き』『忘れ貝』『砲台島』『死の犬』『蒼きテロルの翼』、「特務機関ラバーズ」シリーズなど。