ミステリ博物館
「殺人を見に来ないか?」大安と日曜が重なった二のホテルのロビーは、披露宴を終えた客たちで溢れていた。その物騒な言葉がささやかれたのは、そんな場所だった。不吉な殺人予告?理由はすぐにわかった。花嫁の家は旧家で、その家のあずまやで新婚夫婦が夜を過ごすと翌朝にはどちらかが死んでいるという伝説があるのだ。今日、ちょうどその家の長女が新婚の夜をすごすことになった。殺人パーティの幕があく。
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赤川次郎1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。
ふでこ
結構前の小説だが、楽しめた。他の作品も読んでみたい。
mr.lupin
赤川次朗さんの著書五冊目読了。「密室」「人間消失」「脱出」「怪談」「殺人予告」「幽霊屋敷」「汚れなき罪」の七篇からなる短編集。どの作品もう~ん、今一つツボにはまらなかったと言うのが正直な感想かな。ストーリーやトリックも微妙なところだし、探偵の中尾にも魅力を感じることはなかったかな。今回はちょっと辛口のレビューになったけど、また他の作品に期待をしよう。 ⭐⭐★★★