徳間文庫

野望の憑依者

伊東潤/著


発売日:2017年07月07日
ISBN:978-4-19-894235-9
判型/仕様:文庫判
定価:本体740円+税

 内容紹介

時は鎌倉時代末期。足利家の家宰・高師直は、幕府より後醍醐帝追討の命を受け上洛の途に就く。しかし師直は思う。「これは主人である尊氏に天下を取らせる好機だ」。帝方に寝返った足利軍の活躍により、鎌倉幕府は崩壊。建武の新政を開始した後醍醐帝は、次第に尊氏の存在に危機感を覚え、追討せよとの命を下した。だが師直はすでにその先に野望の火を灯しており……。婆娑羅者・高師直の苛烈な一生を伊東潤が描いた南北朝ピカレスク、待望の文庫化!

 著者プロフィール

伊東潤
1960年神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学卒業。『国を蹴った男』で第34回吉川英治文学新人賞、『巨鯨の海』で第4回山田風太郎賞と第1回高校生直木賞、『峠越え』で第20回中山義秀文学賞、『義烈千秋天狗党西へ』で第2回歴史時代作家クラブ賞作品賞、『黒南風の海―加藤清正「文禄・慶長の役」異聞』で本屋が選ぶ時代小説大賞2011を受賞する。『王になろうとした男』『横浜1963』『江戸を造った男』『走狗』『城をひとつ』など著書多数。