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女帝の密偵
雅や京ノ介
深川の町外れ、〈鬼灯(ほおずき)長屋〉に、奇妙な看板がかかった。〈雅(みやび)や――よろず、みやびごと伝授〉。立花、茶の湯、書道、蹴鞠、和歌、源氏物語などを教えるというのだが、およそ裏長屋にはふさわしからぬ習い事。この私塾を開いた浪人者・京ノ介は、女帝陛下の密命を帯びていた。京ノ介に襲いかかる朝廷転覆の策謀の裏には意外な黒幕が――! 人気の時代作家、注目の新シリーズ開幕!
klu
珍しく、朝廷目線の話です。また南北朝時代を引きずっていて勉強になります
なお
お話全体は面白いのですが、如何せん登場人物が多すぎる…!でも朝廷と幕府の関係や藩の思惑などエンターテイメント性の高い作品だなと。京ノ介さんが女帝の腹違いの義弟でありながらも育ちの仲間や周りの人々の懐にさらりと入り込む性格は素敵だなと思いました。続編ありそう?