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アキラとあきら 

アキラとあきら 

片や零細企業の息子。片や大海運会社経営者一族の御曹司。ふたりのアキラの数奇な運命が出会うとき、人生を賭した戦いが始まる。

著者 池井戸潤
ジャンル 文庫
シリーズ 徳間文庫
出版年月日 2017/05/17
ISBN 9784198942304
判型・ページ数 文庫・720ページ
定価 1,100円(税込)
零細工場の息子・山崎瑛(あきら)と大手海運会社東海郵船の御曹司・階堂彬(かいどうあきら)。生まれも育ちも違うふたりは、互いに宿命を背負い、自らの運命に抗って生きてきた。やがてふたりが出会い、それぞれの人生が交差したとき、かつてない過酷な試練が降りかかる。逆境に立ち向かうふたりのアキラの、人生を賭した戦いが始まった――。◆2017年7月9日(日)よる10時スタート、向井理×斎藤工 W主演! WOWOW連続ドラマ原作。
  • 池井戸潤
    1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。『果つる底なき』で江戸川乱歩賞を受賞、作家デビュー。『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞を、『下町ロケット』で直木賞を受賞。他の作品に、半沢直樹シリーズ『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』、花咲舞シリーズ『不祥事』、『空飛ぶタイヤ』『ルーズヴェルト・ゲーム』『民王』『七つの会議』『ようこそ、わが家へ』『陸王』などがある。
Yukiko Yosuke
文庫700頁にわたる長編。途中で一切ダレることなく、最後まで展開にドキドキした。階堂彬と山崎瑛。日本の海運業の一翼を担う東海郵船の社長の息子と、零細工場の経営者の息子。経営者の息子という以外は境遇の異なる2人の「アキラ」が宿命に立ち向かい、自身の存在意義を見つけ出していく。彬は家業から自由になるために、瑛は人を救うバンカーになるために、同じ産業中央銀行に入行し、経営を見る目を育て、やがて捻れに捻れ切った東海グループの立て直しに挑む。何度挫折を繰り返しても諦めず、これ以外無いというラストの爽快感が池井戸流。
ユウキ
池井戸潤マイブームの時、分厚いなと思いながら読みはじめ、併読で他の作品が読み終わるなか漸く読了しました。池井戸さんの作品好きで連続で読んでいますからパターンはわかります。それでも最後スカッとしたくて読んじゃうんですよね。ゲスな奴は解りやすくゲス。主役は芯が通っていてカッコいい。毎回思うのですがここまで解りやすければスカッとする場面にもっとページを割いて欲しいと思っちゃいます。途中気になっていた亜衣との幸せな未来が想像できる部分が有りほっとしました。読み終えるまで長く楽しめました。

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