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見破り同心 天霧三之助

見破り同心 天霧三之助

南町奉行所臨時廻り同心天霧三之助。風貌は冴えぬが謎解きの切れ味は抜群! 屋刺殺事件の?末は? 書下し長篇時代ミステリー。

著者 誉田龍一
ジャンル 文庫
文庫 > 徳間文庫
シリーズ 徳間文庫
出版年月日 2017/04/07
ISBN 9784198942267
判型・ページ数 文庫・320ページ
定価 770円(税込)
質屋の三浦屋六兵衛が、離れで出刃包丁により惨殺された。三浦屋にとっては、娘の佐与が旗本の惣領との婚礼を間近に控えた折の惨事だった。南町奉行所臨時廻り同心、天霧三之助は探索に乗り出す。六兵衛の遺体の不自然さに気づいた三之助は、下手人像を絞り込み、追い込んでいく。だがそんなさなかに、六兵衛が死んだ同じ離れで第二の刺殺事件が起きた。倒叙方式で描く書下し長篇時代ミステリー。
  • 誉田龍一
    1963年大阪府生まれ。2006年、時代ミステリー『消えずの行灯』で第28回小説推理新人賞を受賞。翌年、受賞作を含む短篇集『消えずの行灯 本所七不思議捕物帖』(双葉社)を刊行。
スズキィイ
質屋主人の殺人事件に南町奉行所臨時廻り同心である主人公・天霧三之助が定町廻りの同僚・結城栄二郎を相棒にして挑む推理小説。本来なら捜査の主導は定町廻り同心の栄二郎がとるのだが、腕っぷしは一流でも推理や洞察力では三之助に敵わないため、主従関係が逆転しているのが面白い。特に会話がいちいち可笑しく、やや軽妙すぎるが小気味よく畳み掛けるようにストーリーが進んでいくのが楽しめる。独特な雰囲気をまといつつ事件の真相に迫る三之助のキャラクターが際立っているのも良い。
kadocks
コロンボ読本から。 倒叙時代小説といった感じ。 無理矢理コロンボにしないでも良かったかな。時代小説としての体裁が強めで軽いのでミステリーとしては物足りない。 キャラもワトソンがおバカ過ぎて。 シリーズ化するならもう少し読みたいが。

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