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騙り商売
新・問答無用
薬売りの七三郎が長屋で不審死を遂げた。折しも公事を取り仕切る町年寄の元には、ネズミ講まがいの騙りにつられた町人たちの被害の訴えが山のように押し寄せていた。膏薬や丸薬を葛籠で仕入れて首尾良く売れれば、幾ばくかの成功報酬が支払われるという儲け話だ。だが素人にそううまくいくものではない。損を抱えた大勢の客たちが町年寄に訴え出たのだ。町年寄の配下として町方の手に負えぬ事件の調べを請け負う柏木宗十郎の出番であった。
犀門
#016★★★☆☆
とし
新・問答無用「騙り商売」4巻。町年寄からの事件依頼はネズミ講まがいの騙りの事件解決、永吉がだんだんと成長し宗十郎夫婦との距離が縮まり良いですね。