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うたかたエマノン

うたかたエマノン

地球に生命が誕生して以来、四十億年の記憶を持つ美少女・エマノン。彼女の軌跡を描く、梶尾真治の人気シリーズ最新刊!

著者 梶尾真治
ジャンル 文庫
文庫 > 徳間文庫
シリーズ 徳間文庫
出版年月日 2016/11/02
ISBN 9784198941635
判型・ページ数 文庫・386ページ
定価 825円(税込)
カリブに浮かぶマルティニーク島に住む少年ジャン。彼は、異国の美少女エマノンと出会う。以前、この島に来たときの記憶を取り戻すために再訪した彼女。画家ゴーギャン、記者ハーンらとともに、ジャンは、島の奥へと旅することに……。
地球に生命が誕生して以来、四十億年の記憶を持つ少女エマノン。
ソンビや様々な伝説が息づく神秘の島で、エマノンは何を見つけるのか? 
人気シリーズ。
  • 梶尾真治
    熊本県生まれ。「美亜へ贈る真珠」でデビュー。代表作に『地球はプレイン・ヨーグルト』『怨讐星域』「あしびきデイドリーム」(星雲賞)『未踏惑星キー・ラーゴ』(熊日文学賞)『サラマンダー殲滅』(日本SF大賞)、そして映画化した『黄泉がえり』や、舞台・映画化した『クロノス・ジョウンターの伝説』など。
あぶらや
読もうと思ったらシリーズ物の最新巻だった。しかし続きものでは無いようなので読み始める。 30億年の記憶を持つエマノン。記憶は代々引き継がれて行く。この巻ではカリブ海の島が舞台だ。語り部は母を失い身寄りの無い島の少年ジャン。失われた記憶を取り戻すためにエマノンが訪れる。大成する前のゴーギャンとラフカディオハーンも登場するが、いまいち盛り上がりに欠ける物語になっている。シリーズを最初から読まないと感情移入出来ないのでは、ちょっと違うような気がする。
horuso
少年向けの秘境冒険ものという感じの長編。はるかな昔、胸をわくわくさせながら読んだ気がするような物語。荒唐無稽な(ちょっと言いすぎかな)ストーリーも、少年向けと思って読めばなかなかよくできている。少年が抱く、年上の美しい女性へのほのかな思いも含めて。それと、いつもながらラストの突然のリリシズムがうまい。うますぎる。著者のテイストが好きでシリーズを追いかけている人はみなやられるだろう、きっと。松江の小泉八雲記念館には何度か訪れたことがあるが、ゴーギャンの描いたエマノンのスケッチはなかった・・・よね?

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