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うたかたエマノン
カリブに浮かぶマルティニーク島に住む少年ジャン。彼は、異国の美少女エマノンと出会う。以前、この島に来たときの記憶を取り戻すために再訪した彼女。画家ゴーギャン、記者ハーンらとともに、ジャンは、島の奥へと旅することに……。
地球に生命が誕生して以来、四十億年の記憶を持つ少女エマノン。
ソンビや様々な伝説が息づく神秘の島で、エマノンは何を見つけるのか?
人気シリーズ。
地球に生命が誕生して以来、四十億年の記憶を持つ少女エマノン。
ソンビや様々な伝説が息づく神秘の島で、エマノンは何を見つけるのか?
人気シリーズ。
あぶらや
読もうと思ったらシリーズ物の最新巻だった。しかし続きものでは無いようなので読み始める。 30億年の記憶を持つエマノン。記憶は代々引き継がれて行く。この巻ではカリブ海の島が舞台だ。語り部は母を失い身寄りの無い島の少年ジャン。失われた記憶を取り戻すためにエマノンが訪れる。大成する前のゴーギャンとラフカディオハーンも登場するが、いまいち盛り上がりに欠ける物語になっている。シリーズを最初から読まないと感情移入出来ないのでは、ちょっと違うような気がする。
horuso
少年向けの秘境冒険ものという感じの長編。はるかな昔、胸をわくわくさせながら読んだ気がするような物語。荒唐無稽な(ちょっと言いすぎかな)ストーリーも、少年向けと思って読めばなかなかよくできている。少年が抱く、年上の美しい女性へのほのかな思いも含めて。それと、いつもながらラストの突然のリリシズムがうまい。うますぎる。著者のテイストが好きでシリーズを追いかけている人はみなやられるだろう、きっと。松江の小泉八雲記念館には何度か訪れたことがあるが、ゴーギャンの描いたエマノンのスケッチはなかった・・・よね?